「軟骨脳」のヤツには何を言ってもムダ
頭隠して尻隠さずの三男。
夜ご飯は朝仕込んだ串がたんまり
焼き鳥パーティーよ??
軟骨 今日も元気だたばこがうまい
モニターの患者様でないため
術前・術後の画像は掲載できません。
患者様は5年前、
海外で他人の軟骨(寄贈軟骨)を移植し、
鼻中隔延長術を行いました。
術後4ヶ月は
しっかりとした鼻先で
希望通りの高さの鼻尖でした。
ところが術後5ヶ月頃より
徐々に鼻先が低くなり、
鼻中隔延長術より1年後には
元の鼻の高さ程度に戻ってしまったそうです。
またそれに伴って
鼻穴が正面から見えるようになった上、
鼻翼の張り出しも出現したようです。
他人の軟骨は通常肋軟骨であり、
手術を受けた患者様に対して
MRI検査を行うと
左右の鼻翼軟骨の間から
鼻中隔軟骨部にかけて
厚みのある軟骨成分が認められます。
この患者様にMRI検査を行ったところ、
移植を受けているはずなのに
そのような陰影はわずかしかありませんでした。
この患者様に移植された他人の軟骨は
吸収あるいは分解されたと考えられました。
そのため
5年前の移植した軟骨を取り出し、
新たに患者様自身の
肋軟骨で鼻中隔延長術を
行いました。
↓摘出した他人の軟骨
軟骨は砕けた状態で
左右の鼻翼軟骨から鼻中隔部にあり、
短くなっていました。
また非常にやわらかい性状に
変化し、薄くなっていました。
↓新たに採取した患者様の肋軟骨
この2枚の軟骨で再度鼻中隔延長術を
行いました。
長い方の肋軟骨は35㎜で、
奥の鼻中隔軟骨部を
固定部として延長しました。
患者様が気にされていた
正面から見える鼻穴は
35㎜の延長軟骨によって
下向きに改善しました。
他人の軟骨は
放射線照射によって
拒絶反応を軽減させているようですが、
どの程度吸収されるかは予測できません。
銀座すみれの花形成クリニック
院長 横山才也
日本美容外科学会(JSAPS)専門医
日本形成外科学会専門医
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