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Phactには、
『 股関節症』と診断された方や、『 長時間立っている、歩くと股関節の前が痛い 』という方が、全身の使い方から改善してみよう、しばしばご来店頂いています。

今回ご紹介する、
50代 の専業主婦のMさんも、股関節専門の整形外科に受診し「 酷くなったら手術 」と言われて通院を辞め手術以外の道を探していて、ご紹介で来店頂いた方でした。

ご来店され、
痛む場所をお伺いしていくと・・・
　　
こんな場所。という方がとっても多いです。
『 これって、ほんとに股関節の痛み・・でしょうか・・？？ 』
僕のなかで股関節は【 特別な関節 】です。
なぜなら、
肩関節・肘関節・膝・手・足・・・ これらの手足にある関節は、『 身体のドコにありますか？ 』と聞くと、「 何を簡単な質問をするんですか。」と言わんばかりに「 ココ 」って指をさせますよね!!
でも『 股関節はドコでしょう？ 』と聞くと・・・・多くの方は股関節がドコにあるかはっきり明確じゃない。

　　ほんとはココです(^^)
　　
［ クリニカルマッサージ James H Clay/David M. Pounds 著　医道の日本社 ］より改変・引用
そのためか、
臼頭形成不全や先天性股関節脱臼などと診断されると、関節の痛みかと思い不安になり「 股関節周囲の筋肉を無作為に固める 」傾向があるように感じています。結果として筋肉痛を関節痛と感じてしまう。そしてレントゲンを撮ると、もともと疾患があるので、関節の治療がはじまる。

（ もちろん関節疾患に由来して筋肉がこわばっている場合もありますが、多くの方は筋肉の痛みまで、関節痛だと思って心配→痛みの悪循環に陥っているんじゃないか？ということです。）
そこで痛みの場所を細かく確認していくと、
縫工筋・大腿直筋などの、股関節の付け根にある筋肉の起始部（＝骨から始まる腱の部分 ）です。
［ クリニカルマッサージ James H Clay/David M. Pounds 著　医道の日本社 ］より改変・引用
特徴としては、
「 長時間立っている所から、太ももを外に捻り持ち上げるとピキッと・・ 」
「 立ち上がった瞬間に痛っっ!! 」
「 付け根～モモ前までがシビれるような・・ 」

と、
普通の筋肉痛とちょっと違うのは、腱の部分は脳への感じ方が違うから。腱鞘炎でピキって感じに痛むのと似てませんか？

縫工筋は、
股関節の付け根から出ていて、捻れを補償する筋肉でもあります。

大腿直筋は、
股関節の付け根から出ていて、反り腰を制動する筋肉でもあります。
これらの筋肉痛は、単純な姿勢不良でも起こります。

特に、女性に多いこんな姿勢の場合・・

・ 反り腰
・ 太ももの内側への捻れ
・ 太ももに対しスネが外側へ捻れる
などなど
今回ご紹介したMさまも、
姿勢や足の使い方が整ったことで痛みなどの不調が消えました。
もちろんMさんの診断が間違いだったという事ではありませんが、「 痛み 」を細分化してみていくと、悩んでいたのは筋肉痛だった。という一例でした(^^)
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骨盤や股関節の捻れを、筋肉が補償し続けていました。

バランスが整うことで筋肉痛がなくなると、股関節周囲の不調もなくなりました。

『 関節が辛いんだと思って、軟骨がない痛みと思ってたけど違ったのね ♪ 』との感想を頂きました(^^)
来週もう一度、経過チェックを行う予定です(^^)
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