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中学受験勉強が始まるまでにどんな習い事をしておくのがいいでしょうか聞かれることがあります。お勉強ができるだけではダメ。スポーツもできてほしいし、英語やプログラミングもやらせたい。でも中学受験勉強が始まったら習い事との両立は難しい。そんなことを前提にした質問です。
ちなみに東大生がやっていた習い事の1位が何だかわかりますか?
(1) 水泳
(2) ピアノ
(3) 英会話
答えは(1)の水泳です。東大家庭教師友の会という会社に協力してもらい100人の現役東大生に聞いたところ、65人が水泳をやっていました。東大生のおよそ3人に2人は水泳をやっていたことになります。何をするにも体力は必要ですから。
2位はピアノ、3位が英会話でした。ピアノに関しては、東大生のおよそ2人に1人が経験しているという計算になります。東大生にピアノ経験者が多いということは昔からたびたび指摘されていることです。習い事に含めるのかどうかは微妙ですが、東大生のおよそ3人に1人が公文式の教室に通っていたというデータもあります。
ピアノと公文式には共通点があります。教室に通うのは週1回とか2回でも、自宅で毎日決められた課題に取り組まなければならないということです。5時になったらピアノの練習とか公文の時間とか、ルールを決めて、やりたくない日でもやらなければいけないという習慣が身に付きます。これがのちのちの学習習慣のベースになるのではないかと考えられるのです。
さて、最初の質問。中学受験勉強が始まる前にどんな習い事をしておいたほうがいいか。結論からいえば、どんな習い事でもいいと思います。習い事によって何ができるようになるかよりも、どんなふうに取り組むかのほうがよほど大事です。以下の2点を注意して取り組むようにしてください。
1 教室に行ったときだけでなく毎日のルーティンを生活の中に取り入れる
2 つらいと思っても、そこでがんばってこそ成長ができて達成感が味わえることを経験する
ピアノや公文式なら自動的に毎日のルーティンが決まります。プロの指導者の支援のもと、毎日課題に取り組むための動機づけをしてもらえます。一方、その他の習い事の場合でも、サッカー教室に通っている子なら、1日5分でもいいから必ずリフティングの練習をするなど、面倒くさくても毎日取り組むルーティンワークを決めるといいでしょう。
また、習い事を一生懸命やれば、必ずいつか壁にぶち当たります。そのときにすぐに「やーめた」となってしまうのではなく、その壁を乗り越えるまで励ましてあげましょう。壁を乗り越えれば、それが自信になります。少々のことではへこたれない精神が鍛えられます。本当につらくてしょうがないときはやめる選択もありですが。
実はもう1つ気をつけてほしいことがあります。子供にはぼーっとする時間も必要だということです。「今日は何して過ごそうかな」「誰と遊ぼうかな」などと考えることで、子供は「自分は何をしているときに幸せなのか、楽しいのか」を知ることができます。それが自分の人生を決めていく核になります。そうでないと自分の人生を自分で決められない人になってしまいます。
つまり、中学受験勉強までに習い事を通してしておくべきことは、学習習慣の土台を身に付ける、挫折を乗り越える経験をしておくこと。ただしぼーっとする時間も確保するということになります。そのバランスが大切です。そう考えると、あれもこれも習い事を詰め込みすぎることは良くないことだとわかるでしょう。
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※全国のFMラジオネットワークJFNの5月25日に放送した内容を掲載しています。
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子育て中のご両親の日々の悩みの一つに、食事のしつけがあるでしょう。子供が食べることに集中せず、だらだらと遊びながらご飯を食べていると、だらしないという意味でもイライラしますし、早く片付けたいという意味でもイライラします。
こんなとき、子供には、どんなふうに接するのがいいでしょうか。
(1) 早く食べないとデザートはなしよ!と脅す
(2) 怒鳴ってもダメなら黙って食事を下げる
(3) お皿の上の魚の気持ちを話す
5歳くらいまでは遊ばないでご飯を食べるなんてことはまずないでしょう。「早く食べなさい!」などと怒鳴ってみても、「早く食べないとデザートなし!」などと脅してみても、なんの解決にもなりません。
たしかに、恐怖を与えれば、恐怖から逃れる本能としてご飯を食べ始めるかもしれません。しかし毎回怒鳴られないと食べないようでは、食事のしつけが達成されたことにはなりませんよね。それどころか、食事のたびに怒鳴られるのでは、楽しいはずの食事が苦行になってしまいます。わざわざご飯嫌いに育てているようなものです。
(1)も(2)もNGです。
怒鳴りもせず、遊び食べを防ぎ、早く食事を終えるために親ができることは、途切れそうになる集中力を食事に向けさせる工夫を試みることです。
タイミング良く語りかけるのか、ぬいぐるみで腹話術をするのか・・・、親としてのセンスの見せどころです。たとえば、お皿の上のお魚さんの代わりに「僕、美味しいんだよな。○○くんに食べてもらえたらうれしいんだけどな」なんて、台詞を言ってみたりしたこともあります。それがうまくいく時期というのは限られていますけど、そのときそのときのうまいやりかたがあるはずです。
さきほどの答えは(3)です。
それでもうまくいかず、どうしても定時に食事を切り上げなければならないのなら、「今日はもう時間がないからデザートにしよう。明日はちゃんと食べてね」などと言って食事の時間をフェードアウトしてしまえばいいでしょう。
不快な小言は不要です。食事の時間は楽しいまま終わりましょう。
それでも6歳くらいになると、時間の感覚や周りの状況を読み取る力、先を見通す力などが身に付いて、遊び食べは減ってきます。毎回怒鳴っても、放っておいても、そのときがくるのはほとんど変わりません。要するに、成長すれば次第に直るということです。
ただし、食べ物を粗末にしないということや、一緒に食べている人が不快になるようなことをしてはいけないことなどは、言葉で言って聞かせましょう。その場で理解してくれなくてもいいんです。伝えることが大事です。伝えておけば、いつか「あ、そういえばパパやママがあんなことを言っていたなあ」と理解してくれる日が来ます。子育てにはそういうタイムラグを前提にする視点が必要です。
そもそも遊び食べがどこの家庭でも起こっているのは、子供のせいではありません。親のせいでもありません。飽食の時代のせいでしょう。食に対する執着がないぶん、食べることに集中せず、つい遊びながら食べてしまう子供が多いでしょう。食べることもままならない国や地域の人から見たらきっとびっくりする光景でしょう。
大人だって同じです。感謝の気持ちを忘れて食べ物を粗末に扱っていることは多いのではないでしょうか。子供の遊び食べにイラッとしたら、まずは親自身が、自分の食べ物に対する態度を見直すべきかもしれませんね。
※全国のFMラジオネットワークJFNの「OH! HAPPY MORNING」7月6日に放送した内容を掲載しています。