報道されなかったトリスタン

今回は、６月の特別実習からです。

日付は６月２６日になりました。

士官学院のあるトリスタンから帝都ヘイムダル中央駅までは、A班もB班も同じ列車で向かいます。
その列車の中でも、B班のラウラとフィーはお互い話はするのですが、話は続かず、何とも言えない感じです(ﾉ_-｡)。

帝都ヘイムダル中央駅で列車の乗り換えです。ここでA班とB班は別れまして、リィンたちA班はルーレ駅へ列車に乗り換えて、ルーレ駅でノルド高原へ向かう列車に乗り換えるのですが、ルーレ駅でアリサのお母さんであり、ラインフォルト社の会長であるイリーナさんと会いました。

イリーナさんはアリサと他のメンバーに挨拶するものの、仕事の予定があるのでさっさと行こうとします。

そんなお母さんにアリサが「仕事優先ばかりで、勝手に家出同然で士官学院に行った娘に何か言えないの」とつっかかりますが、イリーナさんは「最低限の報告は受けているわ」と。
と言うのも、イリーナさんは士官学院の常任理事をしているからということで、驚く面々∑ヾ(￣0￣;ﾉ。
ユーシスのお兄さんと同じですね。

そんなお母さんの態度にますます不機嫌になるアリサです(＾＾；)。

さて、ルーレ駅から貨物列車でゼンダー門へ行きます。
因みに、トリスタン駅からヘイムダル中央駅まで４時間、ヘイムダル中央駅からルーレ駅経由でゼンダー門までが４時間ですから、トータル８時間列車に乗ることに。
朝８時に出発しても１６時到着でした。
ガイウスは本当に遠くから来たのですね(ﾉ_-｡)。

ルーレ駅からゼンダー門に到着しました。
そこで出迎えてくれたのは、帝国軍のゼクス中将です。
ゼクス中将は、隻眼の軍人さんで帝国正規軍でも５本の指に入る名将とのことです。
また、ガイウスとは馴染みのようで、ガイウスが士官学院に入る際の推薦もゼクス中将がしてくれたそうです。

なお、ゼンダー門からノルド高原が見渡せるのですが、想像以上の広さに、７組のメンバーも感動しています(*^.^*)。

ガイウスの実家である集落まで行くための交通手段は、なんと馬です(ﾉﾟοﾟ)ﾉ。

エマは乗馬の経験がないのでアリサの後ろに乗ることになりました。
馬での移動は爽快です(*^.^*)。

さて、馬で集落に着いたところで、ガイウスの弟と妹２人がまず出迎えてくれました。
弟はしっかりもので、妹のうち下の子はまだやんちゃな感じがしますが、３人とも可愛いです(*⌒∇⌒*)。
それと、ガイウスの両親も出迎えてくれたのですが、いやあ理想的なお父さん、お母さんですね。
厳しそうなでも暖かみもあるお父さんと、優しそうででも凛とした感じのお母さんに、ガイウスの家族はとても良いですね(＝⌒▽⌒＝)。

また、集落の民族衣装なのでしょうか、布の多めの衣装はアジアでも大陸内部の民族衣装っぽい感じで青を基調としたもので、素敵なものでした。

その日は到着したところでもう日が落ちていたので、まずは夕餉をいただいて、あとはもう寝るだけです。
今日は移動で１日が終わってしまいましたね。

夜は、ガイウスは実家で寝ることになり、あとのメンバーは離れに泊まることになりました。

翌朝、ガイウスがリィンたちを起こしに来てくれたのですが、そのときのガイウスの格好がいつもの制服ではなく、集落の衣装で、これがまたとんでもなく恰好良かったです(≧▽≦)。
この衣装のパーツ欲しいくらいです。
想像以上にガイウスに似合っていたのですが、残念ながら、ガイウスのその恰好は朝起こしに来てくれたときだけで、朝ご飯の時には制服姿に戻ってしまいました、残念(＞_＜)。

朝ご飯の際、ガイウスのお父さんのカランさんより、今回の特別実習の依頼を受け取りました。
依頼は、
　①ゼンダー門からの要請（必須）
　②薬草の調達（必須）
　③監視塔への配達（任意）
の３つです。

まずは任意の依頼である、③監視塔への配達からです。
依頼主は、交易所のキルテさんです。
依頼内容は、帝国軍の監視塔へ食料品の詰め合わせを届けてほしいというものです。

届け物は注文というより、時々差し入れとして渡しているようです。

帝国軍の監視塔へは、集落からフィールドに出た先にあります。
ノルド高原のフィールドは馬で移動するためか、大変広い上、魔獣がウヨウヨいました(ﾉﾟοﾟ)ﾉ。

パーティのLVは上は２３、下は２１くらいでしたが、登場する魔獣のLVは２４とあまり違わないせいかそんなに苦戦することはありません(＾＾)。

帝国軍の監視塔へ行き、兵士にキルテさんからの届け物を渡しますと、キルテさんへのお礼としてワインをくれたほかに、リィンたちを展望台に連れて行ってくれました。
展望台からは、隣国である共和国の基地を見ることができたのですが、その時のガイウスは微妙な反応だったのが、気になります。

帝国軍からのお礼のワインを交易所のキルテさんに届けて、これで依頼完了です。

続いて、②薬草の調達です。
依頼主は薬師のアムルさんです。
依頼内容は、馬のための薬草の材料を探してほしいというものでした。
これから馬の疫病が流行る時期なので、疫病予防の薬草を作るためということで、薬草の材料であるエポナ草を探すことになりました。

依頼のエポナ草は、フィールドに生えているのですが、マップに表示されるので探す必要もないのですが、フィールドの広さが大きいので、移動が大変でしたね。

ただ、エポナ草を探す際、こまめに見つけた魔獣を倒していたら、気が付けばLVは２８くらいになっていました。ちょっと上げ過ぎたかしら(＾＾；)。

エポナ草を５つ集めて、薬師のアムルさんに届けて、依頼完了です。

今回はここまでで、次は①ゼンダー門からの要請からです。