インターン プラス100ccの余裕
こんにちは。
ハワイ、LA、上海のTLC for Kids代表、船津です。
子育て真っ只中!という方は、長期的な視野で子育てを考える余裕があまりないと思います。
手のかかること、思い通りに行かないこと、迷うこと、不安になること、かくも子育ては面倒なものなのです。
でも子育ての面倒は一生続くわけではありません。子育てにはゴールがあります。
今子育て中の方は、日々が戦いですから、子育てに「終わり」があるなんて考えもしないかもしれません。
しかし遅かれ早かれ、子どもは自立し、親元を離れ、自分の人生を歩み始めるのです。
その時「もうお前は大丈夫だよ!」「どこで何をしても立派にやっていけるよ!」と背中を叩いて、子どもを送り出してあげられることが理想ですね。
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私が暮らすアメリカでは「子育ては18歳まで」という考えが常識です。
アメリカの義務教育は高校まで。
どの子も高校を卒業すれば、一人前の大人として、自分の人生、自分のキャリアを歩み始めます。
大学に進学する場合も、親元を離れ、大学で寮生活を送るのが普通です。
アメリカは広いですから、物理的にも我が子に会える機会は18歳を過ぎると本当に少なくなります。
我が家の一人息子も18歳になってすぐハワイを離れ、フィラデルフィアの大学に進学しました。
アメリカの大学生は海外留学、ボランティア、インターンなど、休み中も忙しく飛び回っていますから、会えるのは年1回あるかないかです。
寂しいですよ?
もちろん18歳を過ぎても、子どもであることは変わりませんから、アドバイスを与えることはあります。
でも親目線で「ああせい」「こうせい」と説教する時期はもう終わり。そんなことしたら煙たがられるだけです。
子どもの人格を尊重し、人生の先輩、社会人の先輩、あるいは良き友として相談に乗るという感じです。
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子育ては18年!というようにゴールを明確にすると、その間にやるべきことも明確になります。
子どもが18歳になった時「もう教えることない」「伝えるべきことは全て伝えた」と言えるように、子どもとの時間を大切に過ごすようになります。
今何を優先すべきなのか、何を伝えるべきなのか、どんな言葉をかけてあげるべきなのか、残された時間を考えながら、子どもと接するようになります。
誰だって子育てで後悔したくはありませんね。
子どもに愛情を伝えられるのは18年
子どもを励ましてあげられるのは18年
子どもに教えてあげられるのは18年
子どもと一緒の時を過ごせるのは18年
子どもと共に、笑い、泣き、苦しみ、喜べるのは18年
自分らしい人生を、自分の足で歩んでいける、そんな子どもを育てるために、親として何をすべきなのか?
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私が日米の教育現場で25年間に渡り経験してきたこと、親として実践してきたこと、そのエッセンスを一冊にまとめました。