トリスタン新しい尺度
久しぶりに昼休みに更新(^^)
先般、とある方から、フルトヴェングラーが指揮し、エトヴィン・フィッシャーをソリストを務めたブラームスのピアノ協奏曲第2番のLPの音が悪いとの相談(?)がありました。
面識はありませんが、多分私がフルトヴェングラーのファンを公言してブログを書いてるので、お尋ねされたのだと思います。
私はフルトヴェングラーはCDで聴いており、LPの所有は僅かなので、正直回答に困りました。
LPもどこのメーカーか書かれてないし…
このブラームスのピアノ協奏曲第2番の録音とは、1942年11月8-9日のベルリン・フィルの定期演奏会のライブ録音です。
ちなみに、当日のプログラムは
・フロンメル 交響曲(世界初演)
・ワーグナー 「トリスタンとイゾルデ」より第1幕への前奏曲と「愛の死」
・ブラームス ピアノ協奏曲第2番
録音はワーグナーも残されおり、このワーグナーの録音はとても大戦中の録音とは思えない鮮明なもので、ハープの動きも見事に捉えており、当時のドイツ帝国放送の磁気式テープレコーダー(マグネトフォン)の優秀さを示してます。
恐らく知らない人に聞かせたら、戦後の録音では?と勘違いするほど、極めて優秀です。
これに比して、ブラームスのピアノ協奏曲の録音は、ワーグナーと同日の録音とは思えないほど劣っています。
さて、フルトヴェングラー・ファンやヒストリカル録音ファンの方ならご存知の話になりますが、こうした大戦中のフルトヴェングラーの録音の流転について、耳タコかも知れませんが、指摘しておきます。
マグネトフォンで録音されたフルトヴェングラーの録音は、大戦末期にベルリンを占領したソビエト軍に接収されます。
そして戦後しばらくしてから、ソビエトの国営レコード会社のメロディアから、このテープを基にしたLPが発売されます。
但し、冷戦時代なので、西側ではなかなか聴くことができず、運よく西側に持ち出されたメロディアのLPを、イギリスのユニコーン・レーベルがいわばダビングする形で発売します。
その後、このユニコーンの権利をEMIが買い取り、世界中のEMIの姉妹会社から発売されました。
要は、西側で聴くことが出来たLPは、基本的にはテープ→メロディアのLP→ユニコーン→EMIとダビングを重ねた代物です。
なので、今回のブラームスのピアノ協奏曲に限らず、ユニコーンを基にした系譜のLPあるいはCDは音質が劣ります。
実は小生はどういうわけか、メロディアのLPを持っているのですが、これは確かに本家(といってもドイツから略奪した代物だけどw)のものだけはあり、ユニコーンの系譜のLPやCDよりは音質が優れてます。
ところが、1987年になり、ソビエトが接収していたテープが、デジタルコピーされた形で自由ベルリン放送に返還され、これを基にしてDGがCD化しました。
このテープを基にしたCDは、少なくともユニコーンの系譜のLPやCDよりは音質が改善されました。
しかし、専門家の調査によるとこの自由ベルリン放送に返還されたデジタルコピーのテープは、既にモスクワで放送用に作られていたオリジナルテープからのコピーからのダビングだったらしく、オリジナルテープが返還されたのは1991年。
恐らくそれを基にしたCDがこちら
なお、メロディアのLPでは拍手が収録されてますが、その他のものはカットされています。
さて、冒頭のタイトルに戻るんですが、なぜLPで敢えて聴こうとされたのか?
例えば、SP用に作成された録音、あるいはLP用に作成された録音を、その本来のフォーマットで聴こうというのは、ほとんどCDしか聴かない私でも、理屈として理解できます。
しかし、この大戦中のマグネトフォン録音は、そもそもSP用に作成されたものではなく、放送用に作成されたもの。
ましてダビングにダビングを重ねたLPで聴く意味が、私にはイマイチ理解出来ないんです。
それなら、元のマグネトフォンのテープから直接商品化されたCDのほうが、確実に音質は良いと思うんですが…
もちろん人の好みなので、それ以上はご自由に、というところです。
なお、補足までに。
ソビエトによって接収されたドイツ帝国放送のマグネトフォンのテープですが、既に大戦中にコピーが作成され、ドイツ各地の放送局に残されていたものも存在します。
フルトヴェングラーに関しては、ブルックナーの交響曲第8番、第9番、ベートーヴェンの「エロイカ」(いわゆるウラニアのエロイカとして知られるもの)、フランクの交響曲などは、オリジナルテープがソビエト軍に接収される前に、既に旧東ドイツやウィーン、ミュンヘンなどにもコピーテープが存在していたようです。
すぐに使えるトリスタンテクニック4選
100均で工具を一通り揃え、「さぁこれから作るぞっ」
実はあれから、1ミリも進んでいない(; ・`д・´)!
それよりも、アニメの品評記事作ったり、
ちなみに、オフラインイベント→「」
イベント自体は大盛り上がりで、ちよー楽しかった。
最後の方は、流石にみんなはしゃぎ疲れてましたねw
さて、頂いたガンプラですが、なんと、Zガンダムです!!
マジかっけぇ~
本当は、もらった賞品が、「ザク+ゲーミングマウス」
まじ、感謝しかない( TДT)
わたくし、感動のあまり前屈みになりました(*´ω`*)
Zガンダムを貰ったことで、
積んだ。そして、詰んだ。
このダラダラしたペースでガンプラを2機も作れる気がしない(・
ほそーく、ながーく、やろう。そう心に誓った。
そして、
次回、きっと開封ぐらいはする、と思う!!