トリスタンの置かれている状況をもう少し理解してもらいたい
麻衣さんと会うと、話したいネタが沢山あって、
スタバがクリスマス支度を始めると、
トリスタン みんな悩んで大きくなった。
今回メインのスピーカーをお願いしたのは
MBAを2010年に卒業した Tristan Walker 氏。
NYはブルックリンの貧困地区出身でありながら持ち前のハングリー精神でがむしゃらにがんばってきたトリスタン氏。スタンフォード在学中は、社員がまだ20名程度であったツイッターに魅力を感じ、突撃してインターンをしたり、卒業後、7回もメールを無視されながらも諦めずに意中の会社(というかまだ創業者2人の状態だった)フォースクエアに3人目の人物として採用されたり、と何かと「ガッツある」逸話で知られています。
卒業後は、people of color つまり、自分のような黒人の男性が使えるヒゲソリを開発してたいへん注目を集めています。バスケットボールのレジェンド、マイケル・ジョーダンなども初期の投資家として名を連ねています。「この人なら、いろいろな困難に直面しても、事業を前に推し進められそうだ」という雰囲気がすごく伝わってきます。
動画を見てもわかるように、押しだしの強い、けれどもユーモアを忘れない話ぶりは、今回も健在でした。
そして今回、トリスタン氏をインタビューするモデレータ役には 氏。
スタンフォードMBAを2010年に卒業した、トリスタン氏の同級生です。
テクノロジーがこんなに普及しているのに、2040年にはアメリカの人口の半分以上の人口を占めるようになると予測されている白人以外の人種には、なかなか教育などのチャンスがない、という問題意識のもとCODE2040という、非営利組織を運営しています。
ラテン系出身の彼女も、自分と同じような肌の色の次世代が、就労機会を得られるようにプログラミング教育を行い、就業に対する心構えなどを教えている組織です。
彼女はこちらの運営をすることで、アメリカで「活躍ぶりが注目される若者」リストや「注目される女性」リストの常連です。
スタンフォードにいたときは、毎日このような起業家や、各地で活躍しているゲストスピーカーや教授の話しを伺う幸運に恵まれました。卒業すると、仕事など日々のことで忙しくなり、うけた刺激を忘れがちです。どんなことをしたいと思っていたのか、どういう世の中をつくっていきたいと思っていたのか、今一度思い起こすいい機会となりました。
そう思った参加者が多かったようで、講演会が終わったあとも What was the take-away from tonight? (どう思った?教訓は?)といった会話があちらこちらでされていました。わたしも、喝を入れてもらったような感覚になりました。
5月も、また卒業生委員会でベイエリアアルムナイ向けのイベントを行う予定です。
参加者のインスピレーションになるような企画にしたいと思います。