図書館 人、きらめく、走り。

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図書館 お金で買えない価値(モノ)がある。

Part4 婚礼前夜

結婚を決めたからには、周知徹底。

[咳ばらい] この文章のロジックは少々変だ...

それでウェイウェイはその後2日間、一笑奈何に同行し、一笑奈何のレギュラー集団に加わった。
奈何のグループは全員マスター級だった。その中の何人かはウェイウェイと対戦したことがあった。しかし彼らに関してはIDでしか知らなかった。

ウェイウェイが初めて彼らと会った時はこんな感じだった。

猴子酒 「hoho、新人さん」

愚公爬山 「奈何、このmmは誰だい?」

一笑奈何 「俺のフィアンセ」

彼はごく自然に告げた。ウェイウェイは黒い線で返し、それから‘笑’の顔文字を打ち込んだ。 「皆さん、こんにちは^_^」

莫扎他 「おお、義姉さん」

愚公爬山 「わあ、やもめ主義者も結婚するんだ」

みんな口々に喋って、ひとしきりからかったり祝ったあと、突然誰かが言った。 「義姉さんのIDに見覚えがあるんだが」

「そう言われると俺もそんな気がする。義姉さん、ランクインしたことある?」

猴子酒が歯に衣着せず話す。 「思い出したぞ。蘆葦微微って真水無香の前妻じゃないか?」

一団は突然静かになり、少し奇妙な雰囲気になった。ウェイウェイが‘ただ対抗戦のために結婚する’と言おうとすると、奈何が非常に淡々と一文を打つのが見えた。 「うん、お前らの兄嫁は過去に間違った結婚をしたが、みんな彼女を蔑視してはいけないぞ」

ウェイウェイはポテトチップスを食べていて窒息しかかった。

その時からウェイウェイはひとつ悟った。奈何と一緒にモンスターと戦う任務の時は絶対におやつを食べたり、水を飲んではならない。さもないと彼の言葉に驚かされるたび、むせるかモニターに噴きだしてしまう。

この集団とボスを倒す任務を行うのは間違いなく痛快だった。まずお互い馬が合うし、第二に効率が

本当に高かった。

過去にウェイウェイとギルドのメンバーでパーティーを組んだ時、ボスを倒すのに時間がかかったのに、ここでは思いのほかすぐ完了した。

奈何大神について言及しよう。彼の職業は琴師である。琴師という職業は<<夢游江湖>>においては

少し立場が厄介だ。まんべんなく少しずつ能力はあるのだが、いずれもトップクラスではない。

簡単に言えば、琴師は単独でたたき斬ることも、集団での攻撃も、また攻撃の援護や怪我の治療も可能だ。しかし攻撃は刀客や剣客には及ばないし、治療は専業医師のサポートにも及ばない正直なところ独活の大木だった。

しかし奈何大神は違った。

奈何大神の治療能力は医師専門と比べても少しもひけを取らなかった。それに強力なコントロールさばき、正確な動きをするので、メンバーは後ろを心配しなくてよかったし、彼を守ろうと気を遣う必要がなかった。

かつて戦っていたボスを倒しかけた時、ずっと治療師としてプレイしていた一笑奈何が突然七絃琴から剣を引き抜き、‘琴中剣’という技でボスの致命的な部位を刺した。頭上に巨大な赤い文字が現れたあと、ボスはドスンと倒れた。

‘琴中剣’は琴師の唯一の攻撃技だった。ウェイウェイは何度も見ていたが、今までこんなに強いダメージを与えたことはなかった。ほぼ彼女の力に匹敵する。ウェイウェイは嫉妬で泣きたかった。彼の装備は強すぎる。 エエン!

こんな出来事があってウェイウェイは、一笑奈何のペットを見た時、すでにお手上げだった。

奈何のペットは一匹の白い子猫だった。

ウェイウェイのペットは一頭の威風堂々とした虎だ。

虎が子猫を倒せない時、ウェイウェイは何の策もなかった。

逆に奈何がウェイウェイのペットをしげしげと見たあと、しばらくして言った。 「俺たちが結婚した後にペットも結婚させよう」

ペットの結婚は他のオンラインゲームと異なる《夢游江湖》のもう一つの特徴である。男女プレイヤーが結婚した後、ペットが同じ品種ならば結婚でき、その後無作為で小さな能力を一つ得られた。一定条件を満たすと子孫を残すことさえできるらしい。

ウェイウェイが言う 「でも品種が違いますよ」

一笑奈何 「こいつは幼い虎の変異体だ」

本来この子猫も虎なんだ。道理で額に‘王’という文字の模様が見える。ウェイウェイはようやく若干の自尊心を見つけられた。虎が虎に負けたのならそれほど面目はつぶれていない。

「いいわ。彼らも結婚させましょう」 ウェイウェイはウキウキした。彼の子猫は神獣レベルだが、彼女の虎は自分でつかまえた普通の虎なので、玉の輿に乗せたかった。ウェイウェイは口から出まかせに訊いた。 「この猫はメスなんですか?」

「いや、オスだ」

「......うちの虎もオスなんだけど」

婚礼は土曜日だった。朝早くウェイウェイは、普段通り図書館へ自習をしに行った。

ウェイウェイは勤勉家とも言えるが、せざるを得なかったのだ。この手の大学で、こういうコンピューター学部には頭脳明晰な学生はそう在籍せず、徐々に遅れをとり辛酸をなめさせられる。

午後4時まで自習を続けたが、ウェイウェイはじっと座っていられなかった。時計を見続けて5時になるやいなや、さっと本をしまって食堂へ大急ぎで駆けて行った。食事を終えて寮に戻り、ゲームをした。
一笑奈何は不在で、グループの他の人の名前も暗転していた。ウェイウェイは一人で大きな刀を担いでモンスターを退治しに行き、一生懸命レベルアップした。彼女がハッピーそうにやっつけていると、ルームメイトが戻ってきた。

ウェイウェイの寮は4人部屋で、ウェイウェイのほかにシャオリン、スースーとアルシーが暮らしており、全員コンピューター学部生だ。コンピューター学部2年にわずか4人しかいない女子学生だ。

「ウェイウェイ、もうゲームはおしまい。もうすぐ6時にうちの学部と生物化学部とのバスケの試合があるのよ。一緒に見に行かなきゃ」 シャオリンが服を着替えながら言った。

ウェイウェイはモンスターをやっつけると首を横に振った。 「あなたたちだけで行って。今日は私、用事があるの」

「いい加減にしなさい。何が忙しいっていうの?ただのゲームでしょ。行こう。ダーチョンの話だと今日はシャオ・ナイが来るんだって」

「えっ!ホント?シャオ・ナイ!!」 スースーとアルシーが共に叫んだ。

ウェイウェイも星のような目をして振り返った。

シャオリンの期待通りの効果を果たしたのだが、そんなルームメートの姿を見て、「もう見てられない
。ミーハーなんだから。ウェイウェイを見なさいよ。どれほど冷静か?」

ウェイウェイがさっと手を挙げた。 「私に矛先を向けないで。私もミーハーだから」

正直、ウェイウェイらルームメイト4人の女子はミーハーとは言えない。しかし世の中にはそんな人たちを正常に見せなくさせてしまう人物が常に存在する。

例えばシャオ・ナイ。

コンピューター学部のシャオ・ナイはA大トップの風雲児だ。もしA大にもゲームのようなランク付けがあったら、シャオ・ナイはNo.1になるだろう。絶対的に大勢の人が雲の上の存在と仰ぐ。

彼はコンピューター・ソフト方面に驚くほど天賦の才を有しており、3年生までの間にACM等、国際プログラミング大会に参加して学校に栄誉をもたらしたことは言うまでもない。文武両道で筝、囲碁などにも長けていた。そして学校代表で水泳の試合に参加し、金メダルを獲得したりもした。はなから足下にも及ばなかった。その上見た目もさわやかで洗練されており、風貌がすばらしすぎて感服せずにはいられなかった。

しかしミーハーはあくまでミーハーであり、本校の女子学生たちは彼の前に行ってわざわざ声をかける人はいなかった。一方では彼がめったに登校しないので、同じ学部でも見るのは難しかった。また反面、彼はとても高いところに立ち、実に傲慢だった。表情の中に‘傍若無人’な雰囲気を漂わせるので、誰もあえて近寄らないようにした。

ウェイウェイはほんの数回遠くから彼を見ただけだった。その中で一回、まさに彼が他学部の女子学生を断る場面を見た。その女子学生は彼に立ちはだかり、手紙か何かを手渡した。おそらくラブレターだろう。しかし彼は受け取らないどころか目もくれず、歩く速度も変えぬまま過ぎ去ってしまった。

妙なことに彼はとても傲慢なのに、男子学生の間で対人関係がいいのだ。同学部の学生は全員彼を信服している。噂では彼が早くに設立した会社に学部のエキスパートが大勢引き抜かれたそうだ。

シャオ・ナイに関する伝説は数えきれないほどたくさんあるが、教授側から広がるものも少なくなかった。彼の両親が本校の史学部と考古学部の教授であるせいだ。

シャオ・ナイの両親は昔かたぎの清廉潔白、質実剛健な性格だった。シャオ・ナイは遺伝子の突然変異なのだろう。中学生の時、親戚を訪ねて行って共同出資でネットカフェを開いた。当時はパソコンがまだ普遍しておらず、ネットカフェ事業を始めるには最適な時期だった。そして彼は不動産や株式投資で大きな利益をあげたという伝説もある。こういった話は次から次へと出てくるので、真偽のほどはわからない。

コンピューター学部生の端くれとしてウェイウェイも当然ながら‘大神崇拝者’の一人だ。彼女のパソコンにインストールされている使い勝手のいい小さなソフトは大神がN年前、暇な時間に作ったものだ。

大神は今年すでに大学4年で、もう彼を学校で見る機会はないだろう。ウェイウェイはゲームを見た。一笑奈何のアバタ―は相変わらず暗かった。再び時間を見ると5時40分。即断でパソコンをシャットダウンし、ルームメイトと一緒にバスケ会場に大急ぎで駆けつけた。

到着した時、バスケ会場内はすでに歓声で沸き返っていた。シャオリンの彼、ダーチョンが入口に立って彼女たちを出迎え、あらかじめ確保しておいた席に連れていった。

シャオリンは歩きながら尋ねた。 「ダーチョン、シャオ・ナイは?来るって言ったよね」

ダーチョンが不満そうに言った。 「君は俺を見にきたのかい、それともシャオ・ナイ?」 ダーチョンはコン

ピューター学部バスケチームの主力センターバックだ。

シャオリンが軽く受け流した。 「もちろんシャオ・ナイよ。あなたの何を見ろっていうの」

残り3人の女性が一緒にうなずくと、ダーチョンはガクッと落ち込み、しばらくしてようやく話した。 「シャオ先輩はたぶん出場しないよ。来るかどうかわかんない。急用が入ったらしい」

女子学生たちは突然少しがっかりした。もし目の中に100ワットの光が流れていたとしたら、今はわずか約10ワットしか残っていなかった。しかし幸いバスケ会場内の熱狂的な雰囲気がまたすぐに彼女たちを興奮させた。

試合開始を待つ間、コンピューター学部チームのユニフォーム姿の長身な男子学生が突然彼女たちの前へ歩いて来た。正確に言えば、ウェイウェイの前へ来て頭を下げて話そうとしたができずに、耳の付け根まで真っ赤だった。

シャオリンたちの胸の中に3文字が浮かんだ。 - まただ!

案の定、しばらくまごまごしたあと、長身でがっしりした男子学生はもごもごと話した。 「ウェイウェイ先輩、もし僕たちが勝ったら先輩を夕食に誘ってもかまいませんか?」

ウェイウェイは問い返した。 「負けるつもりなの?」

「もちろん違います!」 男子学生が躍起になって頭を上げた。

「じゃあ頑張って!」 ウェイウェイが上級生としての慈愛(?)の微笑を浮かべた。まるで姉が幼い弟を励ましているようだった。

「はい!先輩!僕、必ず勝ちます!」

激励を受けた下級生はボールを抱えてコートに走って行き、ウォーミングアップした。

「……」

「……」

「……」

上記はシャオリン、アルシー、スースー3人の心の声だ。

アルシーが言った。 「あの子、いとも簡単にだまされちゃって」

スースーはそうは思わなかった。 「ああいう子が一番嫌いよ。試合の勝敗で人を脅しに来てさ。もし断ったら、試合に負けた時ウェイウェイのせいにするに決まってる」

シャオリン 「あしらい方がどんどんうまくなってるじゃない!」

ウェイウェイはへヘと二回笑ってわざと遠慮がちに言った。 「しょうがないわよ。数を重ねれば腕が上がらざるをえないもの」

抜かりなく叩かれた。生意気なヤツめ。

やらなきゃ図書館

昨年の今頃は 

夏休みなんて言葉は封印

毎日毎日
変わらない日々を過ごしていた娘 

まだあの頃はこの後の方が
シンドくなるのも
まだわからない時でした

孤独だけはどんどん深まるけれど
夏の終わりにはそれにも
慣れてきたのに

学校が始まるとまた揺れる揺れる
(ウチの娘の場合(^^;)
秋から冬の方がもっと大波小波

夏休み中は
「来年の今頃は。。。」と
自分に言い聞かせ、奮い立たせ
図書館通いの毎日

そして一年経ちましたよ

大学の試験が終了し、夏休み入り
運動系の部に所属の娘、活動が本格化
自分の意志で入部したものの
クッタクタの毎日

キラキラの女子大生というより
高2の頃の部活女子に逆戻りか?

え? 
その格好で電車に乗っちゃうの?」
と聞いてしまったこともある
Tシャツ?ジャージ?シャカパン?姿

時間もないし
それで良い時もあるそうで
そうかそうか、と送り出す母

時間を見つけて
友達と会ったり、夢の国に行ったり
そんなに予定を入れて大丈夫?と 
思いましたが
大学生そんなもんかなあとも思ったり

先日そんな日々の中
待望の連続オフ日があり
例の仲良し友とおでかけ

前日は我が家にお泊まりして
だいぶ夜更かししていたよう
それも楽しいよね(*^^*)

翌日はお買い物に行ったらしく
女子を取り戻していましたよ

お洋服やメイク用品など
戦利品を披露してくれました
買い物でストレス発散、とか言ってるし(≧∀≦)

忙しいながらも
いろんな事したり、出かけたり
オシャレしたり、人に会ったり

楽しそう


やっぱりキラキラだわ(*^_^*)

最後まで読んでいただき
ありがとうございます

1年て、本当に早い
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