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トリスタンの脚長?い
トリスタンの栄光と没落
「過去にとらわれたまま戦うのはやめるんだ!そんなことをしても、何も戻りはしない!」
欲しかったもの。取り戻したいもの。シンをとらえて離さない過去。しかし、「世界はもう変わらなきゃいけないんだ!だからオーブは、撃たなきゃいけないんだ!」とアスランに対してシンは叫ぶ。
「ふざけるな!そして全てを壊し、未来も殺す!お前が欲しかったのは、本当にそんな世界か!?力か!?」
正面からぶつかってくるアスランの言葉が、シンを揺らがせる。
力が欲しかった。守るための力を。だけど、その力は本当に欲しかった力?
フリーダム、アスラン、オーブを撃って、自分の望んでいた世界になる?
それは、優しくてあたたかい世界?
シン「だけど…だけど!」
わからなくなる。守る…だが何を?どんな敵とでも戦ってやる!…敵って、誰が敵?わからない。どうすればよいのかわからない。
そこへ割って入ったのは、ルナマリアのインパルスだった。シンを止めるために。
だが、錯乱したシンは、インパルスを手に掛けようとしてしまう。
アスラン「この、バカヤロウ!!」
それは正に、未来を殺す力だった。シンはたった今、未来を殺そうとした。(ルナマリアは未来の象徴)
アスランの繰り出す攻撃の前に、シンは負けた。
ーFINAL FHASE「選ばれた未来」ー
ムウさん「くそっ!もういい加減にしろ!何でこんなモン守って戦うんだ!」
陽電子砲は弾かれてしまう。レクイエムを破壊するには、もうモビルスーツがバリアの内側へと入り、本体を破壊するしかない。
しかし、レクイエムを守るザフトのモビルスーツ部隊が行く手を阻む。撃破しながら、レクイエムへと急ぐ。
ミネルバの放ったビームがアークエンジェルのゴットフリート二番を吹っ飛ばす。
このままでは、お互いに撃ち合い、艦の損傷を激しくしていくだけ。マリューさんは決意する。
マリューさん「突撃する!コリントス、てぇーっ!」
マリューさん「バレルロール!バリアント照準!」
目の前の爆炎が消え去った瞬間、バレルロールしたアークエンジェルが姿を現す。
マリューさん「てぇーっ!」
ミネルバの直上に来たと同時に、アークエンジェルはバリアントを放つ。ミネルバに直上を狙える攻撃オプションはない。
アークエンジェルが放ったバリアントが、ミネルバの両舷主砲を破壊する。
アーサー「トリスタン、一番二番被弾!両舷ランチャー発射不能!」
グラディス艦長「……」
激戦を潜り抜けてきたのはお互い同じ。だが、マリューさんの方が一枚上手だった。操舵手の手腕も。
アスラン「グラディス艦長…」
ミネルバはかつて乗艦し、共に戦ってきた艦。だけど、これ以上の戦闘を止めるためにも…リフターを射出し、ミネルバのメインスラスターを貫いていく。
マリク「メインスラスター損傷!姿勢制御不能!」
主砲もやられ、攻撃オプション全てを失った。メインスラスターもやられ、航行不能になったミネルバの負けだった。
オペレーター「レクイエム発射口にオーブ軍モビルスーツ!」
オペレータスー「テーションツー、間もなくポジションです」
待ち望んでいた報告が議長に届けられる。勝利は目前。
議長「発射口のオーブ軍を排除する。ネオ・ジェネシス照準!レジェンドとデスティニーは?」
オペレーター「どちらもシグナルロストです!」
オペレータ「グリーン十八、ベータにフリーダム!」
どちらもシグナルロスト。エターナルのところにフリーダムの姿。それはつまり、レイがフリーダムに負けたことを意味していた。
議長「(レイも討たれたという
のか、アレに)」
フリーダムをアレ呼ばわり(^^;)
「君もラウだ」
クルーゼとレイは同一の存在。クルーゼと同じ道を歩む。それがレイの運命。ならば、フリーダムに敗北を喫することもわかっていたはず。クルーゼはフリーダムに討たれたのだから。
キラ「ラクス!ミーティアを!」
キラ「要塞を撃つ!エターナルは下がって!」
あの要塞も戦艦の主砲を弾く。ここはミーティアを装着したフリーダムがいくしかない。
議長「(まったく厄介な存在だな。ラクス・クライン、キラ・ヤマト。まぁ仕方がない。奴らを討つのはまたあとだ)」
あの二人より先に討ち果たさねばならないものがある。
議長「発射口の敵を掃討後、オーブを撃ってこの戦闘を終わらせる。全軍に通達!」
ジェネシスが発射する。「ザフト軍」であるイザークにも通信が送られてくる。
イザーク「エターナル!」
イザークからのいきなりの通信に、バルトフェルドやメイリンはビックリする。が、イザークはそれに構わず叫ぶ。
イザーク「メサイアが撃ってくるぞ!!射線上の連中を下がらせろ!!早く!!」
ジェネシスの発射を伝えるのがイザークというのがいいね(^^)
その直後、またしても放たれるネオ・ジェネシス。
キラ「アスラン!マリューさん!」
オーブ艦隊、アスラン、マリューさん、ムウさんたちみんなは、射線上からの離脱は間に合っただろうか?
続く。