あなたが火花を選ぶべきたった1つの理由
ちょっと前にビショップミュージアムで行われたKids Festに行って来ました。
警察
救急車
消防車
病院
クマが左右を見ずに道路を渡った結果
腕を骨折して手術をするらしい
このお陰で、娘達が散歩に行く際はクマさんの様に痛い痛いになりたく無いと言って慎重に道路を渡る様になってくれました。
その他に色々なゲームができたり。
子供達も大喜び。
無料で沢山の景品まで頂いて
※これはほんの一部
しかも食べ物と飲み物。シェイブアイスまで無料
何て素敵なイベント!!!!!
このイベントの中でね、防災訓練ができるお部屋がありました。
キッチンの鍋から火が出ると言う設定。娘はプリスクールでも習った様で、しっかりと質問にも答える事ができ無事に避難!!!
親にとっても良いお勉強になりました。
ハワイは家も古いし、乾燥しているから火事になったらあっという間に広がってしまうから普段から には物凄く神経を使います。
ちょっと前に起きたカポレイの火事。
庭にフェンスを作ろうと機械を使っていたらしいんだけど火花を散らして作業をしていた為、それが草や木に飛び散って・・・
あっという間に広大な敷地を焼き尽くしてしまいました。
幸いにも家は焼ける事はありませんでしたが自分の敷地が焼けて行くのを目の前で見るのはとても辛いですよね。
明日は我が身。
もコンセントとかもなるべく抜く様にしたり万が一火事になってしまった時の対応を改めて確認。
日本はだいぶ寒くなって来たと思うので、ストーブやこたつを使用する際には皆さんも気を付けて下さいね。
火花はWeb2.0を超える!?
麦さんの話によると、5年前麦さんが家を飛び出した理由は、厳格な両親とシスコンの兄によって、結婚を考えるほどの仲だった恋人と別れさせられたから、らしい。
「お嬢様だったんだ」
「そういうわけじゃないけど…でもまぁ…一流企業のエリート以外は婿として認めない、みたいなとこはあって。バカみたいでしょ?」
「ハードルたけーな…」
元ホストの現パン屋なんて、箸にも棒にもかからねーじゃん!
しかも、麦さん自身も一流企業のOLだったらしく…。
ますますホストやってたなんて言い出しにくいなぁ。
俺は首の後ろを撫でさすりながら俯いた。
「ずっと我慢してっていうか諦めて、親の言うこと聞いてきたけどね、あの時に、もう限界って思った」
って力なく笑った。
「実行部隊はね、兄だったと思う。兄が彼に色々言ったみたいで…。きっと傷ついたと思うんだよね。結局、彼の方から結婚できないって言われて…」
麦さんの目が潤んでくる。
「大ゲンカしてね、両親とも兄とも。それで、飛び出して来ちゃった。OLも辞めて。『麦の幸せを考えてやったことだ』って言ってたけど…キツかったな。あれは」
彼は、どうして麦さんを諦めてしまったのだろう。本気で好きなら、親から麦さんを奪うくらいできたんじゃないか?
親に反対されたことにも、彼が親に傷つけられたことにも、麦さんは胸を痛めただろうけど、
でも、麦さんにとって、一番辛かったのは…
彼が麦さんを諦めてしまったことだろう。
「麦さんは…どこまで…本気だったの?」
麦さんが結婚したいと思った男…。
「え?」
「麦さんが、例えば、親を捨てても彼と一緒になる気があったなら…」
彼も麦さんを諦めなかったんじゃないだろうか。
俺なら、麦さんの愛さえ確認できたら…
「ほんとはね…」
って麦さんが俯いてポツリと言った。
「駆け落ちの約束をしてたの」
「え?」
「でも、彼、約束の場所に来なかった。
電話がかかってきて、『行けない』って。『君とは結婚できなくなった』って。
すぐにピンときたわ。兄が何か言ったのよ。兄に何を言われたの?って聞いても、『お兄さんのせいじゃない。ごめん』って言うだけだったわ」
麦さんが鼻をすすって、顔を上げて笑顔を作った。
「……」
明るくてサバサバした麦さんの別の一面を見てしまった。
あの優しそうなお兄さんが、そんな妹を悲しませるようなことをするとは思えなかったけど…
でも、
『麦は喜ばないと思います』
『麦の今の生活を乱すようなことはしたくないんです』
麦さんを傷つけたことを深く反省しているからこその言葉だったんだろう。
俺には、お兄さんより、愛を貫かなかった相手の男の方が悪いように思えた。
麦さんが、微かに笑ってワイングラスに視線を落とした。
震えるまつ毛を見て、ふっと胸が熱くなった。
その熱を嫉妬と呼ぶのか正義感と呼ぶのか、あるいは愛と呼ぶのかわからない。
いずれにしろ、俺の中の男が火花のようにパッと燃え上がった瞬間だった。