火花のすべてがここにある。楽天市場は宝の山
毎年 旧暦11月の満月の夜メコン川では 不思議な自然現象(火の玉)が発生します
タイでは 旧暦8月の満月のカオパンサーから3か月間 僧侶達は寺にこもって厳しい修行をします
その修行を終えた日をオークパンサーといい この日は タイ各地で様々な仏教儀礼が行われます
そんなオークパンサーの日 タイとラオスの国境に流れるメコン川では不思議な現象が毎年起こります
一年に一度 旧暦11月の満月の夜にだけ
『バンファイ・パヤナーク(竜の火の玉)』
といわれる火の玉が大地から地上に向かって一直線上に上っていく現象が見られます
しかも 何百年も前から…
火の玉は赤みを帯び 大きさは火花のようなものから最大バスケットボール大まで様々で 火の玉の数は 一晩に数十から数千と幅があり
水面から数百メートルまで火の玉が上昇し消えるという不思議な現象です
なぜこの日にだけ 火の玉が出現するのか 現在も詳しい理由は分かっていませんが
この地には古くから龍神信仰があり
龍の形に変化した神が眠りから覚めて
祝福の玉を メコン川の川底から真上に吹くと言い伝えられています
この時期のメコン川には 10万人以上の観光客が訪れ 音もなく突然火の玉が現れる不思議な現象を楽しむのだそうです
テレビ局も生中継でその様子を伝えます
その動画は下に載せてあります
その前に 本題にいきますね
この不思議な現象わざわざタイに行かなくても 日本でも見られるんです！
毎年11月2日 来週です新潟県長岡市にある「宝徳山稲荷大社」の神幸祭(よまつり)です☆こちら
なんと！この日はあの伝説の鳥「火の鳥」が飛びます！
私は 去年初めて神幸祭に行ったんですが火の鳥が飛びまくりでした
ほとんどがメコン川の火の玉と同じような朱色の光ですが
飛び交う数がハンパなかったです
中には 羽根かくっきり見える火の鳥の姿だったり
光のスジを残しながら 飛ぶ姿はまさしく手塚治虫の火の鳥のよう
かと思いきや折り鶴のような姿だったりと 様々です
普段見えないものが見えた喜びというのは 感動そのものです
是非 その感動を味わってもらいたいです
去年の様子はこちら⇒ 火の鳥
もし 来週行かれるのならお願いがあります
写真や動画は絶対撮らないで下さい肉体の眼で見て 心の中の記憶として残して下さいね
去年もカメラやスマホを向ける方は見かけませんでした
皆心得ているんですね凄いことだと思います
ということで私スターライトも今年行きますよ！
今年は クラブワールドさんの神幸祭1泊2日のバスツアー で参加します
大阪 名古屋 新宿から出ています
私は 名古屋から乗ります一緒に楽しい旅をしませんか？
申し込み まだ間に合うのかな？確認してないのですみません…
あなたが見たいと願うなら あなたに見えるように飛んでくれます
では メコン川の火の玉の動画です
火花に花束を
あぁ、もう花火が。
不意にその花をカメラに切り取れば、君が写り込んだ。
浴衣なんて着て来てくれない、いつもそうだ。天邪鬼だ、それが愛おしいのだけど。
「んふふ、私可愛く写った？」
「ううん。少しブレてて不細工だった」
「え"、ちょっと見してよ」
カメラを握る手をだらんと膝の上に降ろして、
嫌だよ、って笑ってみる。
不細工なのは本当。ただ困らせたいだけ。
いつもの仕返しよーだ。
私が浴衣を着ても何も言わないしさ、あーあ、髪型だって少し変えてきたのに。
名古屋に転校してきてから、はじめての夏。はじめてのお祭りだ、二人きりだ。
「うわ?そうやって。ねるのケチ、」
「別にいいもんね、ケチでもタヌキでも」
「……ねえほんとに見してよ」
私の手首を掴み、子供みたいだったさっきとは違う、大人っぽくて色のある瞳で見つめる。
一年足らずですっかり背を抜かされた。
狡い、いつもそうだ君は。
「ねぇ、てち」
「……何、」
「今日の私どう？」
強く握った手首を緩めずに、視線だけずらす君。
困ってる？ わたし今困らせてる？
ふふ、
「……ねるさぁ、訛り抜けたよね」
「え？」
「去年の転校してきた時はさ、東京のことなにもわからないけん、色々教えてくださいけん、って言ってたのに」
「てちそれ長崎弁間違ってる。わたしそんなこと言ってない」
「ほら！あの時はこんな生意気なこと言わなかった！！」
「生意気って………」
…いつも、生意気なのはてちの方だ。
私の訛りを真似して馬鹿にしてたのも君だ。
「ほら、そうやってすぐてちは論点をずらす！ねぇ、…ねるの浴衣見て何も思わんかった？」
「可愛いよ、」
…、
空に浮かぶ爆発音、また花が咲いた。
ただでさえ短い夏の夜が、明るくひかる。
視界の隅に映る火の粉は君の頬を染めていく。
手首を強く握っていた手は、そこから離れて目の前に伸びてくる。
わたしの右頬に触れ、優しく髪の毛を撫でた。
「編み込み？も似合ってる」
「てち、今動かないで」
「え？」
…カシャ
降ろしていたカメラを再び構えて、
花火がもう一度打ち上がった瞬間、シャッターを押した。
「ふふ、綺麗
てちこ、この写真のてちは美人さんだよ」
画面を君にみせる、こんなにも映えるんだ、綺麗だ。
「ねるの方が美人さんだよ、」
そう言って頬に唇を落とし、悪戯に笑う。
貴方は天邪鬼だ。狡くて生意気だ。
花火が鳴って、貴方の肩がビクッて震える。
ただ、ただそれが愛おしいのだけど。
火花は全部散って、夏は終わって、
儚く想いが夏に染み込む。
おわり