必須アイテム火花
大阪人対決(≧∀≦*) 映画「火花」面白そーう!! 「火花」の原作者も同郷人の又吉。 芥川賞作家が我が市から出るなんてね。( T∀T) お堅い仕事をしてようと どんなことをしてようと、 大阪人は基本、笑いが好きなのかもー。 自分を落としても笑いにする。。???214さん(@honobono421)がシェアした投稿 - 2017 Nov 22 7:12am PST
火花を通販サイトで検索、頑張った自分へのご褒美にもいいのではないでしょうか
って、言ってもさ
「入口ないじゃん」
塔はまるでエメラルドの石をくり抜いたかのように平坦で、どこにも入口どころか凹凸すら無かった。
「作るんだよ」
「壊せないだろ。こんな堅そうなの」
「・・まぁ、黙って見てな」
ニノが両手を壁に当てた。手のひらと壁の間から火花が散ると、ニノの手は壁に沈み始めた。
よく映画とかでは目にしてても、実際に目の前でやられると、驚きすぎて声も出ない。
いや、これもゲームの一場面な訳だけど、
でも、俺にとってはリアルと変わらない。
「何・・してんだよ・・」
痛くないのかな
「さっき言っただろ・・
俺は、この世界では核がないから属性がない。何にでもなれて、何にもなれない。フリをしてるだけだ。
でも今は、それを利用してこの壁を騙してる。」
肘くらいまで埋もれた時、ニノの手は大きく円を描くように壁の中で回った。
あんなにも硬い壁が、水みたいだ。
あっという間に、ニノの手が作った円の中に、入口が現れていた。
足を踏み入れると、塔の先端から届く緑の光が床で揺らめいていた。
それだけだ
見上げても見渡してみても、物音一つしない。
誰もいない
「OZは?
此処にいるんじゃないのか」
「いるじゃない?目の前に」
「何処に、・・」
振り向くとニノと目があった。ごめんね、と唇が動くのを見た。
「大野さん
アバターなんて嘘ついてごめん。
本当は、俺が」
ニノの足元の床が水のように波打ち、ニノを包むように膨らんだ。
大きな丸い繭のような椅子が現れる。
ニノは、映画の主人公のように、そこにゆっくりと腰かけ、脚を組んだ。
「ニノ・・・」
「OZなんだよ。大野さん」