なぜか南こうせつがNYCで大ブーム

メディアアートとしての南こうせつ

秋田の玉川温泉に湯治にきています。去年一度行こうと考えていた時期があったのですが、寒い季節ということもあり、行きませんでした。先日、あるブロガーさんから玉川温泉をすすめられ、これがいいきっかけとなり、セカオピを聞いた後、すぐに宿をとりました

いわゆる一般的な温泉のイメージではなく、湯治宿で、全国からがん患者を含む重い病を患った方々が多く集まるような場所です

癒しというより、闘いの場です。「闘治」の方がしっくりくるかも

玉川温泉は日本一の強酸性温泉で、リウマチ含む神経系統の疾患、血圧等循環器系統の疾患、脊髄性/脳性小児麻痺、貧血症/白血球減少症、皮膚病など、様々な症状に効能があるそうですが、私は、この効能に期待してます↓

【生体の免疫力・抗菌力の増強、健康増進に対する効果】

湯治３～５日目頃に一時的な抗菌力の減退があるものの、温泉浴を続けていくに従い、次第に抗菌力が増大し、１０日目頃には温泉浴開始前の１．５～２倍にもなることから、身体の防衛力増強や治癒力の増進など好ましい効果が期待できます。

そして、玉川温泉は温泉浴よりも天然の屋外岩盤浴が主流となっており、これががんに効くらしいです。微量の放射線を放出する北投石のというものが存在し、それが「ホルミシス効果」をもたらし、がんの治癒へ導いてくれる事があるのだとか。これが、玉川温泉に癌を患った方が多く訪れる理由となっているようです

(ホルミシス効果とは・・・ある物質が高濃度あるいは大量に用いられた場合には有害であるのに、低濃度あるいは微量に用いられれば逆に有益な作用をもたらす)

このホルミシス効果により、活性酸素除去酵素の活性、がん抑制遺伝子p53の増加、免疫機能の活性化によるガン細胞除去能力が活性化、リンパ球増殖反応やマクロファージの活性化、ナチュラルキラー(NK)活性に対する増強等の作用も期待できるようです

とはいえ、当然のことながら、個人差もありますし、やってみないとわからないので、とりあえずやってみる、合わないと思ったら、早めに切り上げて帰ろうと思います

今回12泊を予定しています。こんなに長くひとり旅するのは人生ではじめて。宿を予約した直後は、ドキドキワクワクしてた私ですが、出発当日までの3日間はハードでした

引っ越し日の翌々日が湯治への出発日となったのですが、長期不在になるため、ある程度荷解きしておこうと頑張ったら、前日にヘトヘトになり、珍しく食欲もなくなる程でした

その疲れからか、出発の朝、圧迫感に加え、痛みがあり、「本当にひとりで行けるかな」と一瞬不安がよぎりましたが、なんとしても今回行きたかったので、予定通り出発

12泊分の荷物で、朝の満員電車には乗れそうもなかったので、タクシーで新宿駅までい
こうとしたら、30分近く待ってもつかまらなくて、タクシー会社に電話しても繋がらず、新幹線の時間も迫ってきており、途方にくれていたら、手を挙げてないのにタクシーが止まった！ 運転手さん、私の困ってる姿を放って置けなくて、もう上がりだったそうですが、戻ってきてくれたんです (涙) 

無事、駅に着いて、大宮までJRで行き、新幹線の切符を買おうとしたら、今度は満席で立席しかあいてないと。。。 3時間後以降の新幹線のグリーン車が空いてるのみ。それだと、湯治宿へのバスの時間に間に合わないので、立席にしました。大人の休日倶楽部やらなんとやらの期間で朝から満席だそうで。。。

2時間半、ずっと立ちっぱなしは気絶すると思ったので、ドアの付近で、邪魔にならないよう地べたに体育座りすることに

新幹線からの田園風景。秋田こまちでしょうか？ 

お天気は最高でした

田沢湖駅に到着後、路線バスに乗り、湯治宿「玉川温泉」まで1時間ちょっと。川を越え、山道を登り、トンネルをいくつかくぐって、とにかく大自然の中を、バスがどんどん山奥へと入っていきます。途中、ダムもふたつくらいあったかな

到着時の気温14℃。湿気がなくカラッとしてます

湯治場はこんな感じ

お部屋はこんな感じ

トイレも洗面所もテレビもついていない4畳半のお部屋が、この宿のスタンダードのようです。南こうせつさんの神田川が流れてきそう

初日、幸運にも、お風呂で一緒になったご婦人から、テントの岩盤浴よりも、鳥居の下が放射線量が多く(熱さは感じない)、ベテランの人や重病の人はそっちをメインに、交互に大噴の方(こっちは、胸や肺の方にいいそうです)に行くという情報をゲットしました。テントの方は熱いので、汗を出して悪いものを出すという点はいいけど、放射線量は低いそうです(このご婦人、測定器を持参されてました) 

(赤い屋根がテントです)

あの大手コンビニチェーンが南こうせつ市場に参入