大雨を多数取り揃えております。

次の年の 花火大会までに

俺たちは 本格的な 恋人に なっていた

本格的な・・・っていうのは・・・つまり・・・ねえ

キス は 勿論・・・・心も 体も・・繋がっていたんだ

だから・・・・

「智くん 花火 観に行こう??」

もう 恒例になった 車での 観覧

腹も 膨れ・・・疲れた 体に 心地良い 車の 振動

それに 程よい リズムで 打ち上がる 花火の 音が

俺を 夢の中に 誘い込むんだ

・・・・それを 良い事に

「・・・・触ってた・・・よね??」

「えっ??・・・・・と・・・何のことでしょう?」

「・・・触ってただろっ??・・・俺の・・・やつ・・」

「えっ・・・と・・・・・あれは・・・あっ・・腕っ??

腕と・・ね・・・・腕と 間違えたんだ・・・俺」

「・・・そんなに 大きくないわっ??」

「あっ・・じゃあ・・指だっ??

指と 間違えて・・さっ・・・指 掴んでた つもりで・・・」

「うっ・・・・そんなにっ 小さくないよっ??俺のはっ??」

「あ・・・だよね・・・結講・・・大きい方だもんね

あなたのって・・・」

「うっ・・煩いっ??大きさじゃないよっ 俺が言ってるのはっ」

「・・・・はい・・・・ですね」

「そうやって いつも 俺のを 弄ってさ

そんなの・・・・ならないわけないだろっ??

車で・・・それも 人気も無くて・・・

花火の音で 声も 聞こえないっ??・・・・て・・・」

「やっ・・・でも・・それは・・・・」

「仕掛けてくんのは いつも 翔くんだよねっ??」

「だって・・・・・」

「だから 結局 俺は 花火なんか

全然 観れないんだよっ??

ずぅーーーっと 花火なんて 観てないのっ??」

「でも・・・・ちょっとは・・・ほらっ・・イッた後と・・か」

「はあっ?? 離してくれた時には 終わってたじゃんっ??

いつもっ?? いっつもっ??・・・違うっ??」

「・・・・でも・・・智くんも・・・喜んで・・・」

「はあっ??・・・あんな事されたら・・・そりゃ・・・普通

・・・普通 なるだろっ??

好きな奴に あんな事されたら・・・・・・それともっ

突き放した方が 良かったのかよっ

離せっ・・・て??・・・触んなっ??・・・て・・・」

「それは・・・・・やだ・・・」

「ほらっ・・やっぱり 翔くんの せいじゃんっ??」

「で・・・も・・・あれは・・・」

「はあっ??・・・」

「やっ・・・はい・・・です・・・ね・・・」

メンバーで 行った 花火は

大雨に 見舞われ

初めて 翔くんに 連れられて 行った 花火は

心地良い 空間に 爆睡してて・・・

デートを 兼ねた 花火は

翔くんの 唇と 指と・・・・で

花火どころじゃ・・・・なかった

「ほらっ 翔くんのせいで・・・俺はねっ ずっと

全然 観れてないんだよっ?? 花火っ??」

だって・・・・密室だよっ??・・・それに・・・誰もいないし

・・・野外の 開放感も・・・・

で・・・花火の 音が 抑えきれない 声を・・・・消してくれるし

車のさ・・・・・車の狭さがさぁ・・・丁度良いんだよね

その・・・密着感が・・・っていうのかなぁ

あれはさぁ・・・・タマンねぇんだよなぁ??・・・

狭いからさぁ・・・・仕方ないんだけど・・・

すっごく・・・ねぇ・・・その・・・奥まで・・・だよねぇ

いつも以上に 深く・・・・でしょ

それに・・・それにさぁ・・・外でってのが・・ 緊張すんのか

凄く・・・締めるんだもん・・・ 智くん

それがね・・・それが・・・忘れられないんだよねぇ

だからさ・・・年に1回・・・年に1回だけの 花火デートがさぁ

俺には 楽しみで・・・まあ・・・大袈裟に言えば

大袈裟に言えばだよ・・・・花火大会をね １年のご褒美に

頑張ってたって・・・・・

まあ・・・若かったからね・・・・・あの頃はさ 俺も

ドオォーーーーーーンッ バァ????ンッ??

だからかなぁ・・・・・だから・・・ねっ

条件反射??・・・・パブロフの犬じゃないけど

花火大会が 始まるとね・・・・

「んんんん・・・あうっ・・・はあっ ・・・クチュ グチュッ

こ・・・ら・・・花火・・・観れ・・・んんっ

花火・・・あうっ・・・クチュッ クチュッ・・花火・・

み・・・んんんクチュッ・・・はふぅっ・・観れな・・・んんん」

ドオォーーーンッ バァ????ンッ??

「クチュッ クチュッ グチュッ はあっ・・・はうっ・・・

ごめん・・・んんっ・・・クチュッ グチュッ

この音聞くと・・・クチュッ グチュッ グチュッ

抑えらんない・・・クチュッ クチュッ んんんんっ」

ドオォーーーーーーンッ バァ????ンッ??

「ばっ・・・あヴっ・・はふうっ・・んんんっやっ・・・」

しょうがないじゃん・・・・

ドオォーーーーーーンッ バァ????ンッ??

体がさぁ・・・・覚えてる・・・やっ・・・

求めんだよなぁ??

あの・・・・快感を・・・・さ

ドオォーーーーーーンッ バァ????ンッ??

「あヴっ・・・んんんっ 翔・・・離し・・・やっ・・あああっ」

やまの日 祭りでぃ・・・・今夜 約束の時間に

最終話を 打ち上げます

ぜひ 楽しんでください