exo あなたにあふれる輝きを

２０１６・独　　　　　★★★☆☆（3.3）

監督：クリスティアン・パスクァリエロ

出演：イワ・リオン　　アンドレ・ヘンニック　　ノーマン・リーダス（声のみ）

謎のクリーチャーによって人類が絶滅の危機に瀕した世界を舞台に、人類を守る

監視塔に派遣された青年の孤独な戦いを描いたSFサバイバルスリラー。

主演はイワン・リオン。ノーマン・リーダスが声の出演。（映画.comより抜粋）

つい最近まで必死で見ていたのに、何やら遠い昔のように思える、「未体験ゾーン」作品。

最後の方に見て、久々「ほほぉ～～！」と思ったんですが、記事にする時が無くて

ちょっと書いておこう。

＜未体験ゾーンの映画たち2017＞

未確認生物が襲来し、人類の95％が死滅した世界。

生き残った人々は地下の巨大都市での生活を余儀なくされ、地上で逃げ隠れする

少数の者たちを除き、地下から地上に出られるのは監視塔に送られる兵士のみとなった。

生まれてから一度も地上に出たことのない若い兵士S.U.M.1.は、地上に広がる

森の奥深くに立つ監視塔にたったひとりで配属される。

孤独と戦いながら、100日間の配属期間を全うするべく任務をこなすS.U.M.1.だったが…。

監視塔にやって来る若い兵士。　初めての地上。　少しの音でも敏感に反応する。

そして、塔の中は誰もおらずに静まり返っている。

本当は１００日間の配属期間が終了し、前任者と交代する筈だったが、前任者が

急病の為、急きょ配属される。

来る日も来る日も、同じことの繰り返し。　朝起きて、トレーニングをし、シャワーを浴びる。

７時に異常の無い事の報告をし、モニターチェックや避難シェルターのチェック等をする。

数字の入った煙草を大きな数字から、毎日１本吸っていく。

モニターに異変が起きた時は、外に出てチェックをする。　確かに何かを見たのだが

機械は何も探知していないので、錯覚だと言われる。

丸々と太った白いネズミだけが唯一の仲間。　任務終了後は一緒に地下に帰ろうと

話していた。

が、ある日前任者のロッカーから出てきた無線機から応答が…。

兵士同士の話は禁じられているはずなのに。　前任者がどうなったのかが知りたくて

無線機で連絡を取ろうとするのだが。

任務が後１か月ほどになった時、電源のバッテリーが落ちてしまう。

バリア等も無効になる為、早い復旧を願い出るのだが…。

だが兵士は、ふと我に返る…。　バリア等の電源が落ちても、何も襲ってこないし

地上で生活している人々もいる。

もしかしたら、この任務自体が嘘の任務で、既に地上は何も恐れるモノはいないのでは

ないのだろうか？　そう考えた兵士が出た行動とは…。

良くあるよね、政府が虚偽の命令を出して、それを信じて怯えながら暮らしている人々。

それを上手く使った作品。

出演者もイワ・リオン氏が殆ど１人芝居と言って良い。

このイワ・リオン氏、何を隠そう「ゲーム・オブ～」のあの嫌らしい「ラムジー君」です。ははは。

髪をパツ金にして、瞳も奇妙な色なので、全然ラムジー君とは気づかなかった。

そして、無線機で声だけ聴ける「ノーマン・リーダス」氏は「ウォーキング・デッド」のダリル氏。

単調な前半から、段々と見ている私達も「何も無いのに見張り役かい？」とか思っていると。

電気の技師が一人だけ登場する。　この人も、なんだか胡散臭い。

なので、何をどう信用したらよいのかが分からなくなってくる。

一見退屈そうな本作だけど、最後まで見たら…。　どういう感想になるかな？

くれぐれも、「だ・ま・さ・れ・た～」とお怒りの言葉を頂いても、対処しかねますので…。（汗）

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