OH型テレビ 盛岡大附
今日もまた雨模様、25℃を超える日が8月に入って数日しかない、そんな八戸の空です。お盆も明け、やっと今日の午前に散髪に行く事ができ、陰鬱な空模様は晴れないものの、気分的には少しサッパリして来ました。今年の甲子園、16強が出揃い、これまでに勝ち上がっていた青森山田高校、盛岡大附属高校、聖光学院高校に加え、仙台育英高校が新潟県代表・日本文理を接戦で降し、16強に東北代表が4校残るという嬉しい結果になっています^^
それにしても今大会は本当にホームランが多く出ますね。球児たちの打撃技術の向上もあるのでしょうし、観ている方は非常に興奮しますが、贔屓のチームが追われている時は本当に気が抜けないでしょうね。昨年の八戸学院光星と東邦高校の試合も思い出してしまいます。何にしても、球児たちがこれまでの練習の成果を出し尽くす姿は観る者を惹きつけます。明日の第4試合に登場する青森山田高校、清宮擁する早稲田実業を抑えた東海大菅生高校との対戦、非常に楽しみです!青森山田高校、勝利を目指して頑張って欲しいですね^^
さて、今日は朝からSNS上で、芥川賞の選考委員の書評が話題となっていました。台湾生まれの作家・恩又柔氏の「真ん中の子どもたち」に対する選評で、宮本輝氏が「当事者たちには深刻なアイデンティティと向き合うテーマかもしれないが、日本人の読み手にとっては対岸の火事であって同調しにくい」という評が掲載されたそうです。
宮本輝氏といえば、昔映画を観た「優駿」がすぐに思い浮かびました。本当に昔の映画ですが、競馬関係の映画は全体の数に比すればそれほど多くないので、印象に残っています。翻って、件の選評、宮本氏がどのような意図でそう述べたのか、単なる辛辣な書評のつもりか、あるいは他者はこう感じるだろうという推測を主観的に述べただけなのか、本人の意図が編集過程で変化したものなのかは分かりません。しかし、この字面だけを観ると、やはり明確な差別意識が透けて見えてしまうように感じます。
この現代のグローバル社会において、おそらくルーツを異国に持つ、あるいは身近にそのような人がいる、という体験はザラにいるのではないでしょうか。この一件を耳にして、朝からずっと小学校時代の事を考えていました。私の同級生には2人ほど、東アジアにルーツを持つ同級生がいました。私の母から、昔ちょっとした行き違いで「私たちがどれだけ辛い想いをして来たか」とその親御さんたちから詰め寄られた事があった事を聞きました。私の母がその話をした時、「国籍に関係無く、胸を張って生きられる社会であったらいいのに」と呟いた事を思い出します。
子どもの頃は無知であったことと、無邪気という名の無神経とで、名字をもじって、仲間と一緒にからかってしまった事もありました。今思えば、彼ら彼女らを傷つけた事は想像に難くありません。そういった想いを想像する、体験を共有する意味でも、やはり「対岸の火事」という言葉は受け入れがたいように感じています。
(リアルと想像力)
(節度と配慮と想像力と)
偏狭なナショナリズムが台頭し、「ヘイトスピーチ」という言葉自体が一般に知られるようになった今、たとえば貿易、人の行き来という物理的な現象ばかりではなく、心もグローバルに対応していく社会でなくてはならないと思います。件の著書を読んでいない私が書評に関して口を出すべきではないかもしれません。しかし、どのような出来事であっても、現代においてこれに関連する問題を「対岸の火事」と断ずるべきではないと思っています。多様性を否定するのではなく、違いを認め合い共生を常に模索し続ける社会を目指して、自分自身も精進を怠らずに生きて行きたいと思います。
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