図書館の評判
お前の思惑通り、真っ直ぐ部屋に戻るのも癪に障る
それにだ、何でもかんでも禁止はないだろう
俺は男だって、何回言ったら分かる!
甘い夜を過ごしたいのも分かる
だけどさぁ ・・・ それならここに来る必要あったか?
船の旅を味わいたかったんだろ?
お前の手を引いてラウンジに向かう ・・・
これが船の中?ってくらい豪華だな
海に浮かぶ、高級リゾートホテルって感じ
ラウンジでの前までいったら
中を見てお前が顔を顰める
どうやら知り合いが沢山いるらしい
今晩宿泊するお歴々はセレブが多い
まあ、身なりを見たら嫌でも分かる
現実は甘くないって思う
お前が住む世界とやらと俺の住む世界は
どう言い繕っても違うんだ ・・・
だからと言って、それを卑下するつもりもない
ただ、結婚という二文字の前には
大きく立ちはだかってるのは間違いないと思う
「なに突っ立てんの、どうすんだ?」
態とぶっきら棒に訊ねる
「部屋で飲まない?」
「中に入ったら、拙い事でもあんのか?」
知ってるけど意地悪させて貰うな
「いや ・・・ 知り合いが多いから ・・・
ディナーと違って、落ち着かないかなって思って」
「話しかけられるって事?」
「そうじゃなくて、挨拶に行かないといけないでしょ
その間、貴方を一人にしてしまう
だったら、ルームサービスを頼んで
部屋でゆっくり飲まない?」
ご挨拶をしないと拙い方々が多いって事か
俺には縁のない世界 ・・・
1人にされても飲んでるから良いけど
折角の豪華客船だから楽しみたいじゃん
「ふ~ん、じゃあ別のバーに行けば良いんじゃねぇ」
この場合どこに行っても
一人二人は知り合いがいると考えた方が良いのか
俺は気にならないけど ・・・ コイツは気になるんだ ・・・
「それも良いけど、部屋で飲もうよ」
頑なに部屋に戻ることを主張するお前
「こんな豪華客船に乗るの滅多にないぞ
だから、目いっぱい満喫しないと
そうだ、夜のプールに行くってどう?
その場合、水着を調達しないとな ・・・
それとも、2人で大浴場に行くか」
だって、さっきの人達のご厚意を無下にしたら悪い
「プールは明日って言ったでしょ
それに、そんな事いつの間に調べたの?」
お前が不機嫌そうな顔をする
「どんなサービスが有るか船内案内読んだ
お前の着替えが遅いからだよ
カジノにシアター、ジムにスパだろ
サウナ、美容室、プール、大浴場、図書館、映画館
それにショッピングもできる
流石、世界に誇れる豪華客船、何でもある
プールは屋内と屋外があって
大人専用のプールも有んの、
大人専用って何が違うんだ?」
ある意味興味津々(笑)
「それは、水深が深いか浅いかじゃないの ・・・
もしかしたら、お酒を出してるのかも」
「うんじゃ、そこに行こう」
「だから ・・・ 」
また不満げに睨みつける
「だからなに?」
「水着ないでしょ」
勝ち誇った様な顔をする
「じゃあ大浴場、そこは水着はいらない」
俺は銭湯にだって行けるぞ
何がそんな気にくわないのかが ・・・
「貴方の裸を人に見せたくないの」
俺は姫でも何でもない ・・・ おっさんだって
「お前なぁ ・・・ 同じもんついてる奴が入ってんだぞ
何でそこまで頑ななんだよ
お前も入るんだから良いだろうが
それでも嫌だというなら、俺だけ行ってくる」
話になんないだろう ・・
俺はずっと大浴場の類には入れないのか?
「じゃあ、カジノに行きましょう
それからバーに行って少し飲んで
で、部屋に帰ってお風呂に入りましょう
プールは明日、必ず入ります!」
今、きっぱり宣言したよな
明日プールに入るんだよな?
「なあ、昼間の方が皆にみられるけど
それは良いんだな?
さっき言った事、忘れんなよ
kissマーク付けた時点で寝るからな」
お前がハッとした顔をする
これでも譲歩したんだぞ
どうせ体中にkissの雨降らせるだろうから
それなら、今プールに入ればいいって思って
ちゃんと誘ったからな ・・・
文句言うなよ、お前が断ったんだからな
「えぇ ・・・ と ・・・ じゃあ プールに行きましょう
大人専用のプールなら夜も開いてるはずです」
ゲンキンな奴 ・・・ 手のひら返しやがった
「先ず水着を調達して ・・・ お店やってるかな?
クルーに聞けばいいかな ・・・ 」
瞳を忙しなく動かして
ブツブツ言いながら考えてる
慌てふためくお前が可愛い(笑)
これでプールには入れそうだ
お前が俺の手を引いて歩き始めた
俺も相当お前に甘い気がする(笑)
仕方ないじゃん、大好きなんだから
(もうちょっと続けます)
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