図書館の注文を携帯電話からもお受けしています
少し前の話ですが・・・
大阪市中央公会堂とセイヨウニンジンボク
中之島図書館で開催中の
「人形絵本 まんまるパン」 の
展覧会を見てきました
ロシアの民話で、私なんかは “おだんごぱん”
という絵本で親しんだ内容です
登場キャラクターをお人形にして、人形絵本
として新しく作られたのが “
まんまるパン ”お人形やジオラマが置いてある
展覧会場へ行ってみました
DVD鑑賞コーナー
おばあさんが小麦粉を練って作った
まんまるのパン
コロコロ転げて台所から外へ
飛び出してしまいました
森の中でいろんんな動物に出会いながら
コロコロ転がり続けて・・・
まんまるパンの
行く末やいかに ってお話です
他の人形絵本も展示されていました
かわいい
あっ、
シチュー こぼしちゃったー
こちらは、クッキー作り中
楽しくって、人形絵本の世界へ
引き込まれて行きそう~
私が一番気に入ったのがこちらのジオラマ
人形たちの細かな表情は
見ていて飽きません
会場に、まんまるパンクイズ というのが
あったのでやってみました
全問正解したので、まんまるパンのしおりを
もらいましたよ~
なんかちょっと、たこ焼きに見えてきた笑
お人形も、ロシア雑貨も可愛かった
行って良かった
次の展覧会は、大工道具の世界 だって~
これも面白そう
9月になったら見に行かなくっちゃ
電通がひた隠しにしていた図書館
よろしくお願いします!
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日本出張が決まったその前後1ヶ月は、帳尻合わせの為の過密スケジュールに追われます。ブログをUP出来ないほどの。
休日出勤中のひとり編集部に電話が入り、たまの休日くらい子育てにつきあえ!と、うちの赤鬼からの半ギレの声。
編集部の真裏にある公共図書館なら、と、サンダルのまま現地で待ち合わせました。
ニューヨーク公共図書館(New York Public Library )はマンハッタンのど真ん中にある世界一有名な図書館。「ゴースト・バスターズ」や「デイ・アフター・トゥモロー」など多くのハリウッド映画でも舞台として使われてきました。
ただ日本の方が想像するいわゆる「町の図書館」のような気軽に利用する施設ではなく、貴重な文献などが貯蔵されている博物館のような役割です。内装もゴシックな絢爛さで、セレブ御用達のパーティー会場としても使われるホール。以前、講談社USAの米国進出50周年パーティーの際、坂本龍一さんにインタビューしたのも、ここでした。
その本館横に、子供用の図書室【Children’s Center at 42nd St】があると聞いて、つき合いました。
さすがニューヨークの公共図書館。館内には英語だけでなく、世界各国の絵本も陳列されています。もちろん、その中には【JAPANESE SECTION】もありました。実際、ひとめでわかる日本の駐在員ご家族もいらっしゃいました。
日本語コーナーは予想以上の充実ぶりで、僕が子供の頃、読んでいた絵本も多数あり、うちの双子をほったらかしにして、勝手にテンションを上げて、ひとりで熟読していました。
当時からあった「おおきなかぶ」も、「モチモチの木」も、そして我らが「ぐりとぐら」シリーズも。当時、なんとなく読み聞かされていた絵本達を、43になってマンハッタンのど真ん中で「こんな深い話だったんだぁ」と感慨に耽りながら読みます(それにしても、どれだけロングセラーなんだよ。文字通り不朽の名作たちなんですね)
双子たちをママが見ている間、僕は当時の本を探し、発見しては、テンション上がり、読んでは、センチメンタルになり、を繰り返してました。
そして、バッタリ、ある本が目に入り、一瞬動けなくなりました。強烈に当時の記憶が蘇ってきます。
タイトルは「泣いた赤鬼」ー。
実物を見るまでは、この絵本の存在自体を忘れていたけれど。見ちゃったからには、当時の情景や感情や匂いに至るまで鮮明に思い起こされてきました。最も好きな絵本は、何度も、何度も、父や母に読んで欲しいと、ねだったストーリー。
ベストセラーなので、内容をご存知の方も多いかもしれませんが、ザックリしたあらすじを説明すると、、、
ある村に赤鬼さんと青鬼さんが暮らしていました。心優しいふたりを村人は怖がって近づこうとしませんでした。なんとか村人たちと友達になりたいふたりは、青鬼さんの提案でひと芝居打とちます。青鬼さんが村人を襲うフリをしているところを、赤鬼さんが助けに入り、青鬼さんは石を投げつけられ、追い払われ、赤鬼さんは感謝され、それ以来村人に受け入れられました。赤鬼さんは村人たちと友達になり、毎日、宴会に誘われ、毎晩家に泊めてもらいます。数日後、家に帰ると青鬼さんの置き手紙がありました。「みんなと友達になれて良かったね。僕がこのまま村にいると君まで怪しまれるので遠くへ行きます。僕はずっと君の友達です」その置き手紙を読んで、初めて赤鬼さんは青鬼さんの友情を知り、泣きました。ずっとずっと泣きました。
?
その箇所で当時の僕も泣きました。何度も何度も泣きました。
同じ箇所で泣くことを知っている父は、半ば呆れるように、それでも、僕がリクエストすると必ず読んで聞かせてくれました。で、そこでまた泣く(笑)
今、この歳になり、地球の裏で息子に読み聞かせます。息子を見ている僕は、当時僕を見ていた父より若干年上で、今の息子は当時の僕より若干小さい(時代は移り!今、浦沢直樹バージョンが出版されてるよ!)
ふと思いを馳せます。
当時の親父もこんなに楽しかったのだろうかー。
そして読みながら、気付かされることもありました。
いつから、こんなに器用に生きるようになったんだろう。常に、誰にも負けちゃいけない、損しちゃいけないと思い続けるようになったのだろう。
この街で、この仕事で、生活する為に、日々、新しい情報に触れます。「人生論」という皮をかぶった、ただの「テクニック論」を学び、効率がいいことが頭の良さだという風潮のもと、今日も新しい自己啓発本が発刊され、強迫観念にかられるくらいの感覚で情報を読みあさる。巷に溢れた、他人より1ミリでも得するためのスキルがドヤ顔でこちらを見てきます。
「時間の短縮の仕方」「効率の良い資産運用」「レバレッヂを効かせた成功法則」etc……..
この街で、この仕事で生きて行く限り、たぶん、これからも、そんな類いを追い続けて行くんだろうなぁとため息まじりに諦めてもいます。「器用に」「泣かされないように」
でも、どこかでー。
そんなのは、自分の代で終わりにしたい。どこかで息子には青鬼さんのように不器用に生きて欲しいと思う「男」の自分もいます。どこかで娘には赤鬼さんのように人の優しさに気付いて泣いて欲しいと思う「親」の自分もいます。
ひょっとしたら、人生で大切なことの大半は、ここの日本語コーナーで学べるんじゃないだろうか。アマゾンのビジネス書ランキングよりも。ましてや今月末の僕なんかの東京セミナーよりも。(ウソですよ? 来て下さい♪)
息子はまだ2歳なので、内容はわからないと思うけれど。わかるようになるまでここに通って読み続けようと思います。まともにブログもUPできないほど、忙しいけれど、ここには無理して通うと思います。
ふたりが内容をわかるまで。
読み続けてやろうと思います。
ありがとうございます!
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