アルファギークがこっそり教えてくれる図書館の真実
7.30起床。もし今日お風呂入れなかったら嫌なので…朝からもう一回お風呂。両親と旦那さんと朝ごはんを食べる。昨日はリクエストしてすき焼きを作ってもらい、たらふく食べました
気になるこの商品図書館を楽天でチェック
僕を見つけて…
僕はココにいる…
最近よく見る夢…
手を伸ばすのに、触れられなくて
届きそうなのに、掴めなくて
眠い目を擦り
洗面台を前に立つ
「相変わらず、凄い寝癖だな…」
さっと濡らして
なんとか癖を押さえる
トースターでパンを焼いて
カップスープにお湯を注いで、すぐ混ぜる。
レンジで温めた牛乳に、甘いココアパウダーを入れ
ぐるぐると混ぜる。
インスタントのコーヒーを入れて
写真の前に置く。
朝の日課
20年近く一人で暮らしても
相変わらず家事は苦手だ。
昼と夜は
ほとんど外食する
会社の仲間と食べたり
一人で食べたり…
「いただきます。あっちぃっ!」
カップスープに口をつけて
熱さにびっくりする。
これも、毎朝同じ…
「成長しないな…俺は。チャンミン、俺のココロの時間、止まったままだよ。」
テーブルの隣の席には
あの時のままの
チャンミンの写真が置かれている。
「まだ俺は…お前を見つけられないんだ…」
16才で逝ってしまった
お前の事を忘れる事も出来ずに
まだ、探し続けている。
「ユンホ忘れないで。もうすぐ、僕は生まれ変わるんだ。そうしたら女の子に生まれて…ユンホのそばに、必ず戻って来るから…今度は病気なんかしない、健康な身体に生まれて来るから…僕を見つけて。」
「ユノ…待ってて。」
最後にそう言って
頬に触れ、俺の流す涙に触れた
忘れてないよ
片時も忘れてないよ
思いはつのるばかりだ。
電車の中で
バスの中で
レストランの中で
公園の中で
いつでも探してるんだ
お前のこと。
週末には必ず逢いにいく
海風を感じる
青い空に近いお前の眠る場所に
「来週は、すごく暇なんだ(笑)先週は死ぬほど忙しくて、ここでグチグチ言ったのに、来週は仕事の合間にも来れそうだよ。なにか欲しい物はある?そうだ!行きたい場所あるか?どう?週末は車で少し遠出しようか!」
チャンミンの名前の刻まれた
冷たくて硬い石に寄りかかり
話し続ける。
「図書館と病院でしか、デートしなかったもんな…覚えてるか?
最初にキスしたの(笑)図書館で勉強してた時、隣でしゃべり続ける俺がうるさいって…
キスして黙らせたんだよな(笑)」
『覚えてるよ、ユノ…びっくりして黙ったユノが予想通り過ぎて、僕は笑が止まらなかった。』
「図書館…あの本お前に見せたかったから、買ったんだ。多羅菩薩の載った本。今度一緒に見ような、」
『うん、楽しみにしてるよ。』
「チャンミン…どうして俺のところに…戻って来てくれないんだ?約束したじゃないか…それとも、俺が見つけられてないだけなのか?」
『ユノ…もうすぐだよ。もうすぐ逢える、やっとその時が来るんだよ。やっとユノに触れられる。』
「チャンミン…逢いたいよ。」
『僕も逢いたいよ…』
「今度つかまえたら、二度と離さない。もう、離さないから…。早く戻って来い。」
冷たくなるはずの背中は
なぜか温かくて…
まるで、
チャンミンが背中に寄りかかっていたみたいに
重みと温かさが残っていた。