鏡の中のジョーカー
よくわかる！ ジョーカーの移り変わり
ほむらは、マルホランドドライブのナオミ・ワッツみたいだ。
アニメ版を全く見たことなかった僕は、この映画のためにまどマギをはじめまして、かるーくように、個人的に非常に楽しめたのです（・∀・）!! 映画をこっからどうつなげるんだろう？と思っていたし、JJ版のスタトレみたいにパラレルワールドの中の前日譚的な感じてうま～く逃げるアプローチでくるのかな～なんて思ってましたが………これが作り手がかなり続編を作るということにおいて向き合っていたというか、真摯に作られた作品でした。ちゃんと熟考されてるというか、ありがちな安易な続編ではないと思いました。
序盤、テレビ版の最初のシーンのまどかのお家からはじまり、まったく同じように進んでいきます。その世界では、いわゆる”魔法少女もの”のアニメのような魔法少女がヒロイックに活躍するような、アニメ版のまどマギと対になるような感じですね。まぁぶっちゃけ見てるとこれはなにかしらのパラレルワールドなんだろうなぁとは思っていましたが、これはキュウべぇがほむらの無意識から作り出した世界だったとのこと。で、物語はこっから一気にたたみかけるように展開していくんですが、物語が転がり出すまでの前置きがやっぱりちょっと冗長に感じました。ドラッキーないよう空間ぶりを描き出すという意味ではこの尺はプラスに働くのかも……とも思いましたが、でもやっぱり長い。もうちょいタイトにまとめて欲しかったです。
ですが！その間にある、マミパイセンVSほむらのガンカタ全開のアクションシーン。ここが最高！５億点でしょうここは！リベリオンを想起したのは僕だけではないはず。
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まさか、まどマギきっかけでリベリオンを観直すときがくるとは思いませんでしたよｗ やっぱみんなガンカタ大好きなんだね！ヽ(´▽｀)/ いや、でもほんとにここのガンアクションシーンは、本家リベリオンを超えてたよ！最高だろこれ！マミさんのおっぱいアピールも露骨にくる感じもおもしろかったです。（アニメ版より確実に巨乳化してるよね？(笑）僕の一番好きなさやかちゃんがまた出てきて杏子と戦ってる感じ、すげぇぐっときちゃったなぁ。もうこの辺はアニメ版ファンへの完全なサービスシーンですよねｗ 良かったと思いますよ。イヌカレーっぷりも惜しげも無く爆発してましたね、やっぱスクリーンでみるあのビジュアルイメージは本当にどうかなっちゃう感じというか、異様なトリップ感がありますね～。
そっからなんやかんやあって魔女化するほむら。みんなで静め、円環の理・まどかがほむらのもとに来たところで、ほむらがまどかの手を掴み、円環の理からまどかを剥ぎ取る。ほむら「つかまえた?」まどか「ほ、ほむらちゃん……私が裂けちゃうぅぅ…」という具合に。ここのセリフ選びがちょっと面白かったです。笑 ほむらは「この力は希望よりも深く、絶望よりも甘い。愛よ！」続けて「私は魔女ですらない。神をも孕む存在。もう悪魔というしかほかないわね。」と言い放ちます。
ここのほむらの言動というか結末が１回目観たときは、発想はおもしろいけどちょっと無理あるんじゃないかな～と思っていましたが。もう一回アニメ版から見直し、今日「叛逆」の２回目を観ると、うんなるほどと納得させられました。正直、アニメ版のラストのほむらはどっちともとれると思いますし、ここの解釈の差が、今回の映画の評価の差にそのまま繋がるのかなぁと思います。まぁここまで考えさせ、議論させる時点でもう作品としては勝利だとは思いますがね。
アニメ版は、まどかが世界というか宇宙を救うために概念化した、その叛逆の物語。非常に個人的な『愛』に集約していく感じ。この発想がすごくおもしろかったです。
個人的に想起したのはマルホランドドライブだったりしましたがどうでしょう。- ￥2,625
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「愛」の叛逆の話でもあるのかもしれないですね。そういう感じである程度考えをまとめてから観た２回目は、ほむらが本当にかわいそうで、泣きそうになりました。。と同時にすげぇ魅力的なダークヒーローというか、これぞジャパニーズジョーカーなんじゃないかな。ジョーカー誕生譚としてもすげぇよかったですね。
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ブラックスワンもちょっと想起したり。
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ザ・マスターも近いような気がしたり。- ￥4,935
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とにかく今ツイッターでもすごく盛り上がってますが、「議論させるなにか」なのは確かだし、話さずにはいられないなにかがあるというのはそれだけでもぜったい良い作品だと思います。今回は、ある種スターウォズ帝国の逆襲じゃないですが、このあとどうなるんだ？というワクワク感に加えかなりダークな後味だったり。。- ￥2,990
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次があるのは確実だと思うし、もう次がどうなるのか、考えるだけでめちゃくちゃ楽しいじゃないですか。しかも、今回の映画を２度観ましたがそれでもわかんないところや理解できないところがまだあったり、新しい発見がバンバン出てきたり。スルメ作品なことは間違いないと思います。
こういう映画をカルト映画って言うんじゃない？
どうなるんだ、まどマギ！
おわり。
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