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閑静な森の中
男ふたり、女ひとり――――
「あ、もう１回……っ」
「や、大野さん早く抜いてぇ……」
「まて、そんな急かすな……」
―――昼下がり
閑静な森の中で男と女がしてるのは
『ババ抜き』
……おい！！って
思ったよな（大野先生）
お嬢の前に２つの箱を出した
さあ、選択権をあげよう
「どっちで楽しむ？」
１つはコンドーさん
１つはトランプ
見事に慌てふためきながら
「そんなのコッチに決まってます！」
俺と相場くんだぜ……
こんな豪華なチャンスに残念
ムリヤリも、酔わせてどうにかも
そういうの趣味ないからな(笑)
……でもね
ただのゲームじゃねえよ
【おみや】
２回ババ抜きをして
危険というのはすっかり忘却の彼方
「さて、これからルール変更だ」
と、大野先生が言い出す
「ルール変更……？」
「負けたら１枚脱ぐ
4週毎、joker持ってれば１枚脱ぐ」
「いやいや、…無理です」
「jokerさえ持たなきゃいいんだよ
ねぇ、相場くん……！」
「そうそう！おみやちゃん頑張って
俺が一番ヤバそうだね(笑)」
相変わらず呑気に言ってる
「お嬢……
ここはいつもと違う空間。
ゲームをスリル満点に楽しもうぜ」
「おみやちゃん……
ゲームはね、楽しまなきゃ。」
大野先生と相葉さん
美しきオオカミに囚われたら
………抗 え な い
【ゲーム開始】
―――jokerは私の手の中
4週目……
移動なし。１枚脱ぐのは私
「お嬢、どうする？ストッキング？」
それもイヤだよ
「ボタン１つ外すでも構わねえよ。」
それならとボタンを１つ外す
悪戯に獣の光を灯したような視線
「なぁ、ボタン１つ外すだけで
ドキドキすんだろ……」
フッと妖艶な笑みを零す大野先生
「し、しないです。」
ドキ、ドキ、心臓が波打ち
太陽と月が入れ替わる森の中の別荘
少しずつ蒼白くなった部屋
「ふ、暗くなってきたな。」
……間接照明をともせば
それはまるで幻想的で密な空間―――
……そして、ゲームは
「またジョーカー持ってたわ」
｢ああ、また負けちゃった…」
私がjokerを手にしたのは一度きり。
……あとは
ふたりが脱いでいく
「もしかして、これってわざと？」
「たまたまだろ。」
（策に嵌まった赤ずきんちゃん）
「大野さん！下は、下はやめ……」
ズボンに手をかけようとし
「タ、タイム……。」
ハっと我に返り
狼狽しながら部屋を抜けだした
「はぁ、何やってんのよ、バカ！」
「誰がバカなんだ？？」
……と、その時。
背後から低い声がした
……振り返ると
「随分と愉しそうだな。」
さくら先生！！
＊＊続く＊＊
―――次回
｢待たせたな。」
やっと殿が登場です……
＊＊連休も今日で終わりですね＊＊
『森の別荘』は、まだ続きます…
引き続きお立ち寄り頂けたら幸いです
ここからは、自分ゴトですので
昨日は父の誕生日で集まりお祝い
うちは旦那も母も酒は飲まない
妹と妹の旦那はビールは飲むかな
飲まれる方ならご存知の『ヘパリーゼ』
いやいや、それより強力なサプリ
『ミラグレーン錠』
ウイスキーが水にかわる…と(笑)
薬剤師がいるような薬局でありまして
ハイ、飲んで呑みましたよ
普段も呑む時は焼酎１本はいきますが
それを飲んだら……気持ちの問題？
ワイン2本、焼酎、ウイスキー
父と夜な夜な呑んでしまった
翌日、って今日……
ケロっと元気で恐るべし！！
普段、飲まれる読者さまいらしたら
ぜひお試しあれです！！
って……そこまで呑まないか(笑)