阿部用品の専門店、何でもあります
本日は劇団☆新感線『髑髏城の七人season鳥』を観にIHIステージアラウンド東京まで行って参りました。
『髑髏城の七人』は同じ作品を【花鳥風月】の4パターン、出演者と演出を変えて上演します。
5月にfirst seasonの【花】を観賞。
今回観賞したのは【鳥】。
【花】と違い、歌ありダンスあり!衣装も演出も華やかでした。
個人的な印象としては『ロックミュージカルの新感線、ここにあり!』
メタル系の音に乗せてシャウトして歌う劇団員右近さん。もうこの歌声で一気に『新感線はこうでなくちゃね!』とニンマリ
【鳥】で主役の捨之介を演じるのは阿部サダヲさん。
歴代の捨之介は、白の着流しを来て足なんかもチラッと見えちゃったりとアウトロー&色気のあるキャラクターでした。
でも今回の捨之介は違いました。
全身黒づくめ。『流浪の剣士』というよりも『忍』。
物語の冒頭では「うつけもの(少し足りない人)」を装っているのですが、阿部さんの可愛らしさや身のこなしが本当に素敵で。
歴代捨之介の中では最年長の阿部さん。でも動きの軽やかさや可愛らしさからは年齢を感じませんでした。
過去の所業を後悔しつつも自分の正義を貫こうとする強くて優しい男。
そんな「人間臭い捨之介」を阿部さんは演じて下さって。
その昔捨之介が行動を供にした森蘭丸、天魔王。
敵となる『天魔王』を演じるのは森山未來さん。
もう、この人は本当に凄い…ずるい…
殺陣の美しさ、ダンスの美しさ、身のこなし、佇まい。全てが完璧…!
そして「ただ狂っている」だけでなく、心が壊れていく過程であったり寂しさだったりを表現されていたように思いました。奥が深かったなぁ…
『森蘭丸』を演じるのは早乙女太一さん。この人は美しい。殺陣は惚れ惚れしてしまう。
これは仕方がない事なのだけれど、『森蘭丸』を演じるには早乙女さんは若すぎたのかも…もう少し年齢を重ねると、人生の深みが演技にも出てくるかも、なんて。
池田成志さんをはじめ、新感線にゆかりのある方で固められていたので、間とかテンポとかギャグ部分とかが最高すぎました
池田さんと阿部さんの掛け合いは笑ったな~。『下北沢じゃないんだから!』と言いながらアドリブを繰り広げる2人は本当に楽しそうで(^^;
劇団員の粟根まことさんや右近さんが観れた事も嬉しかったなあ。
久々に身を乗り出して舞台を観賞しました
チケットがもう少し安ければ、あと何回か【鳥】に行きたかったよぉ
次の【風】では松山ケンイチさんが主役&敵役の2役を演じるそうです。
楽しみだ~!!
それにしてもステージアラウンド東京は本当に遠いです…ツカレタ…
我々は「阿部」に何を求めているのか
昨日の夜に雨が降っていたのが嘘の様に晴れ渡っています。