三国志 演義から正史、そして史実へ (中公新書) [ 渡辺義浩 ]

   

演義から正史、そして史実へ 中公新書 渡辺義浩 中央公論新社サンゴクシ ワタナベ,ヨシヒロ 発行年月:2011年03月 ページ数:229p サイズ:新書 ISBN:9784121020994 渡邉義浩(ワタナベヨシヒロ) 1962(昭和37)年、東京都生まれ。

筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科修了。

文学博士。

現在、大東文化大学文学部教授。

専門は中国古代史。

三国志学会事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 演義と正史ーそれぞれの限界/第2章 二袁の真実ー「漢」の重みと簒奪/第3章 「奸絶」曹操ー変革者の実像/第4章 悲劇の国、孫呉ー道化とされた男たち/第5章 「義絶」関羽ー神となった英雄/第6章 「智絶」諸葛亮ー劉備とのせめぎあい/第7章 分かれれば必ず合すー三国志の終焉 日本人をも魅了し続ける、三国志。

しかし、『三国志演義』や、それを下敷きにした小説・ゲームの世界は「虚構」に満ちている。

また、「正史」と呼ばれる歴史書の『三国志』も書き手の偏向がつきまとう。

本書は、一般に親しまれている『演義』を入り口に、「正史」の記述を検討。

そして、史実の世界へと誘う。

暴君董卓の意外な美点、曹操が文学に託したもの、劉備と諸葛亮の葛藤ーあなたの知らない三国志がここにある。

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